緩和ケアリンクナースは、緩和ケアチームと連携して病棟の患者さんの苦痛緩和を推進するという役割があります。
緩和ケアは、がん看護領域で発展してきました。しかし世界的には、どの疾患であっても推奨されるものとなっており、はり姫では一般病棟と外来にリンクナースを配置しています。
緩和ケアリンクナース会では、そういった大切な役割を担ってくれている看護師のみなさんを支援するために、月1回、苦痛緩和に関する勉強会や事例検討を行い、その内容を自部署のスタッフと共有することでスキルアップを行っています。
事例検討会では、リンクナースがIPOS(Integrated Palliative care Outcome Scale)というツールを用いて担当病棟の患者さんに苦痛のスクリーニングを行い、苦痛が大きいと判断された患者さんの事例をもとに検討を行っています。事例を発表する時には緊張しますが、事例を分析すると、よい看護ケアを実践できていることが言語化でき、とても楽しい学びにつながっています。