当院は、多数の診療科で神戸大学医学部附属病院等が基幹となる専門研修プログラムに連携しており、専門研修が可能です。病院見学も歓迎しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
■専門研修プログラムと連携している診療科
内科(総合内科、循環器内科、脳神経内科、糖尿病・内分泌内科、消化器内科、腎臓内科、呼吸器内科、腫瘍・血液内科、膠原病リウマチ内科、感染症内科、緩和ケア内科)、外科(消化器外科・総合外科、心臓血管外科、乳腺外科、呼吸器外科)、脳神経外科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科(耳鼻咽喉科頭頸部外科)、放射線科(放射線診断・IVR科)、病理科(病理診断科)、精神科、救急科、麻酔科(麻酔科・ペインクリニック科)、産婦人科、小児科
兵庫県立はりま姫路総合医療センターでは、専門研修プログラム希望の先生方に対する病院見学を随時受け付けております。
下記お問い合わせフォームよりご連絡ください。
※原則として、ご見学希望日の2週間前までにお申し込みください。
・37.5℃以上の発熱がある、新型コロナウイルス感染を疑う症状がある、濃厚接触者となった(疑い含む)場合は、見学をご遠慮ください。
・迷惑メール対策等により、当院からのメールが受信できない場合があります。ドメイン「@hgmc.hyogo.jp」が受信できるよう設定してください。
・お申し込み後、1週間たっても当院からの返信がない場合は、下記お問い合わせ先へご連絡ください。
当院での内科専門研修に興味をお持ちの先生方を対象に、下記の通り内科専門研修プログラム説明会を開催いたします。
現地開催+オンライン(Zoom)
第1回 令和5年4月27日(木)15:00~16:00 ※終了しました。
第2回 令和5年5月25日(木)15:00~16:00 ※終了しました。
第3回 令和5年6月29日(木)15:00~16:00 ※終了しました。
第4回 令和5年7月20日(木)15:00~16:00 ※終了しました。
※「その他のご希望等」の欄に、希望する参加方法(現地参加またはオンライン参加)をご記入ください。
当院は、多数の診療科で神戸大学医学部附属病院等が基幹となる専門研修プログラムに連携しており、様々な分野で専門研修が可能です。 病院見学も歓迎しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
当院基幹の内科専門研修プログラムの他、下記と連携しています。
■連携プログラム姫路赤十字病院内科専門研修プログラム、国立病院機構 姫路医療センタープログラム、姫路聖マリア病院内科専門研修プログラム、ツカザキ病院内科専門研修プログラム、赤穂市民病院内科領域プログラム、西脇市立西脇病院内科専門研修プログラム、市立加西病院内科専門医研修プログラム、兵庫県立丹波医療センター内科専門研修プログラム、県立加古川医療センター内科専門研修プログラム、兵庫県立淡路医療センター内科専門研修プログラム、加古川中央市民病院 内科専門研修プログラム、北播磨総合医療センター内科専門研修プログラム、公立豊岡病院内科専門研修プログラム、明石医療センター内科専門研修プログラム、甲南医療センター内科専門研修プログラム、神鋼記念病院内科専門研修プログラム、川崎病院内科専門研修プログラム、神戸医療センター内科専門研修プログラム、西神戸医療センター内科専門研修プログラム、神戸市立医療センター西市民病院内科専門研修プログラム、神戸大学医学部附属病院内科専門研修プログラム、千船病院内科専門研修プログラム、淀川キリスト教病院 内科専門研修プログラム、愛仁会高槻病院内科専門研修プログラム、京都第一赤十字病院内科専門研修プログラム、京都第二赤十字病院群内科専門研修プログラム、友愛医療センター内科専門研修プログラム、香川大学医学部附属病院内科プログラム、堺市立総合医療センター内科専門研修プログラム
当院を基幹とする外科専門研修プログラムについては、日本外科学会の一次審査を通過しました。
募集については、こちら をご参照ください。
外科専門研修プログラム(PDFファイル 1.75MB)
※連携施設としてのはり姫外科専門研修
神戸大学外科専門研修プログラム、加古川中央市民病院外科専門研修プログラム、淡路・播磨地域外科専門研修プログラム、北播磨総合医療センター 外科専門研修プログラム、富山大学外科専門研修プログラム
当科は主に消化器外科および外傷救急外科を担当しており、外科学会指導医3名(専門医10名)、消化器外科学会指導医4名(専門医10名)、内視鏡外科学会技術認定医3名、肝胆膵外科学会高度技能指導医1名、高度技能専門医1名、Acute Care Surgery学会認定外科医2名(2023年5月現在)による指導を行っています。当科での研修希望の場合は主に神戸大学外科専門研修プログラムまたは淡路・播磨地域外科専門研修プログラムから選択してもらっていますが、各年2~3名の専攻医を採用します。手術は毎日2列、年間では1,000例を超える件数となっていますが、これからさらに増加していくと予想しています。
また、当院には3次救急まで担う救命救急センターも開設していることから、神戸大学外科専門研修プログラムにおいては兵庫県病院局の協力のもと外傷救急外科医育成プログラムも内設しています(下図)。研修内容に区別はありませんので、一般消化器外科医を目指す専攻医においても、外科専門研修業績に必要な外傷分野(10点)を容易に取得できるのみならず、緊急手術に臨機応変に対応する力、重症患者の全身管理を行う力を身につけることができ、外科医としての幅広い技術・能力を習得していただけるものと思います。
専門医制度の変更は激しく、特に外科系の専門医制度は内科系と比較し、年度で構造が変わって理解しにくい点が多々あります。心臓血管外科専門医取得には、外科専門医取得後、サブスペシャリティとしての専門医を取る必要があり2階建て構造となっています。しかし、最新の制度改革では、1本化した研修プログラムの樹立を推進しています。つまり、外科専門医取得後に 心臓血管外科専門医の取得権利を得る現状の制度に加え、いきなり心臓血管外科専門医を目指すコースです。
上記のように、非常に複雑な専門医制度を呈しているため、専門医プログラムも多様性柔軟性を持たせる必要があります。当院心臓血管外科では、上記2大学(神戸大学、富山大学)に加え、淡路・播磨地域(兵庫県主導)、加古川中央市民病院の4つの基幹施設と連携し、多様なニーズに対応可能としています。
兵庫県立はりま姫路総合医療センター 心臓血管外科(旧 姫路循環器病センター)は所謂High Volume Centerとして全国にその名を轟かしております。しかし、現在基幹病院としてのプログラムは有していません。が、逆に時代の変貌、制度の変革に柔軟に対応しつつ個々にも対応可能な専攻医受け入れ状態であると思われます。
初期研修を修了、あるいは専門医取得を目指している心臓血管外科志望の方には満足のいく症例数確保、教育指導が担保できると思いますので、奮って応募してください。
兵庫県立がんセンター乳腺専門カリキュラム
当科では乳癌の診断と手術治療、術前・術後の全身治療(内分泌療法・分子標的治療含む化学療法)および乳癌再発治療を行っています。しっかりとした乳腺診療を行うためには、乳腺の画像診断、病理診断、手術治療(乳房再建含む)および全身治療、放射線治療さらには遺伝子診断および治療について幅広い知識や経験が求められます。また、看護師や薬剤師などの医療スタッフと協力して「チーム医療」を実践できることがとても重要です。
当院は地域の総合病院であり多くの診療科を有しているため、院内の複数の診療科や部門との協調のもとで乳腺専門医・乳腺外科専門医を取得するために必要な修練を行っていきます。病院開設から間がなく、年間手術症例数も100例程度でまだまだ小規模であるため、専攻医の先生お一人の働きが乳腺外科さらには病院全体の活力にも十分なり得るかと思います。スタッフ一同でしっかりサポートしますので、「はり姫」で乳腺チームの一員として頑張りたいと思われる方はどうぞご連絡ください。将来を期待される先生と一緒に頑張って、地域でのより良い乳癌診療を目指しながら共に成長していきましょう。
当科での採用は、神戸大学呼吸器外科への入局を原則としています。関連病院等は神戸大学のホームページを参照してください。
当科はスタッフ3名(呼吸器外科専門医2名、専攻医1名)で診療を行っています。胸腔鏡下手術を9割5分以上の症例で行っており、中でも単孔式手術(uniportal VATS)に力を入れています。本年3月よりロボット支援下手術も開始しています。専攻医はすべての症例に関わることになります。年間全麻症例が150例程度ですが、今後も増加が予想されます。当院で研修をお考えの方は随時見学を受け付けていますので、気軽に連絡ください。
■連携プログラム
神戸大学医学部神経外科専門研修プログラム
当センターの脳神経外科は、神戸大学脳神経外科専門研修プログラムと連携しています。初期研修の後に脳外科を本格的に始めたい方は、基本的に神戸大学脳神経外科教室の一員になって頂き、当院をはじめとした連携施設を半年から1年でローテーションしていくことで、脊髄、小児、機能的疾患など含めた広い分野の脳外科疾患を経験して、脳外科専門医を目指すことになります。
専門研修をどこの病院で始めるか、どこで脳外科医の第一歩を踏み出すか、初期研修を終えた先生方は迷うところかと思いますが、ぜひ当院の脳外科をお勧めします。術中ナビゲーションシステムやハイブリッド手術室など最先端の設備が整備され、大学病院に引けを取らない豊富な症例を経験できます。スタッフは脳外科専門医7名、各分野の専門医、指導医、認定医が在籍、血管内治療や神経内視鏡治療、また脳腫瘍の集学的治療など、ほぼ全ての分野で先端の脳外科研修が可能です。
脳神経内科と共同での脳卒中センターも稼働して、24時間脳卒中患者を受け入れています。上級医の指導と日々のトレーニングによって、専攻医の期間で顕微鏡手術や脳血管内治療の術者になることも可能です。学術活動では、兵庫県立大学と共同での臨床研究も進めており、その他、国内外の学会やワークショップなどへ積極的に参加するようにしています。
臨床経験を積むだけでなく、若い時期からアカデミックマインドを培うことも重要と考え、専攻医の先生においても学会発表や論文執筆ができるような指導体制をとっています。現在は、専攻医2名で、多忙な毎日ですが、夜間休日は基本的に当番制であり、部長以下、皆で効率よく業務分担を行って、時間外労働の削減および適切なワークライフバランスの実践を目指しています。
どの診療科に進むかも含めて、初期研修後の進路に迷われている先生にも、当院の脳外科に一度見学に来られることを歓迎しております。
脳卒中センターのスタッフ一同
■連携プログラム
神戸大学整形外科専門研修プログラム
はり姫 整形外科の特徴は、外傷、感染などの救急医療と、関節、脊椎などの慢性疾患を多く扱っており、それぞれの専門家が高いレベルの医療を提供していることです。
特に、3次救命救急センターに対応した、重症外傷(多発外傷、脊椎損傷、骨盤骨折等)や重症骨軟部感染症(壊死性筋膜炎、ガス壊疽等)などの治療は他院では経験できない症例が多くあります。整形外科専門医として外傷治療は必須であり、極めて有益な研修が可能です。さらに、膝関節外科はACL再建などのスポーツ外傷から人工関節まで多くの症例があり、脊椎外科ではCT hybrid手術室やNavigation systemなどを用いた手術も行っています。なによりも、年間1,500例以上の手術症例を有し多くの執刀が可能で、さらに研究も活発で充実した研修が可能です。
当院整形外科での専門研修は、神戸大学のプログラムに組み込まれているため、当院の研修を指定することは難しいのですが、ローテーションの中での希望は可能です。また、当院初期研修医より整形外科専門医を目指す場合は、原則3年目の前半の半年間の当院での専門研修が可能です。
■連携プログラム
神戸大学形成外科研修プログラム、群馬大学形成外科研修プログラム、山口大学形成外科専門研修プログラム
“はりま姫路医療圏”は人口当たりの医師数が全国でも著明に少ない地域であり、はり姫”形成外科“は、当医療圏の形成外科診療を支える大きな柱であると自負しています。当科は週4日の全身麻酔枠があり、外傷手術、再建外科手術など、多くの手術を行っています。中でも、マイクロサージャリーを用いる手術は週1回程度のペースで行われておりますので、専攻医の先生方には遊離皮弁挙上や微小血管吻合・神経縫合手術を、全体を通して、または部分的に執刀して頂きたいと考えています。
最良の専門研修を可能にするのは、病院の規模や患者さんの数だけではありません。われわれが治療を行う患者さんは生きている人間であり、様々な思いを抱えながら病院を受診されています。現代のネット社会においては、患者さんはご自身で情報を収集し都道府県を越えて主治医を選ぶことも可能です。よって、われわれは患者さんとしっかり向きあい信頼関係を築いた上で診療を行わなければなりません。われわれは、整形外科、乳腺外科、耳鼻咽喉科頭頸部外科、歯科口腔外科、循環器内科、心臓血管外科など、他診療科と協力して治療を行うことが多くあります。従って、病院内の他のスタッフとの関係も重要になります。
常に謙虚に、かつ進取の精神を持っていれば、きっと最良の専門研修を受けることができると信じています。みなさんのお越しをお待ちしています!
■連携プログラム
神戸大学医学部皮膚科研修プログラム
当院の皮膚科は神戸大学皮膚科学教室と連携しており、当院での研修をご希望される場合は、基本的には神戸大学皮膚科学教室への入局が必要となります。皮膚科の疾患は多岐に渡り、内科的なもの、外科的なものなど様々で、また他の全身疾患が併存していることも多々あります。神戸大学皮膚科は多数の関連病院を有していますが、中でも当院は西中播磨地域の中核病院であり、重症薬疹、水疱症などの自己免疫疾患、難治性皮膚潰瘍、細菌やウィルス感染症などの入院が必要な患者さんの治療を行いながら、最新の治療であるアトピー性皮膚炎や尋常性乾癬、慢性蕁麻疹などに対する生物学的製剤を用いた治療も積極的に行っています。外科的治療についても悪性腫瘍、良性腫瘍の切除などを始めとした全身麻酔を要する手術から局所麻酔で可能な小手術まで幅広く行っています。また、当院は30科目以上の診療科があり、他科との連携を行うことで他では経験できない希少な疾患の診療も経験することができます。
当院皮膚科は、一般的な皮膚科診療はもちろんのこと、難治疾患や希少疾患の経験ができ、皮膚科専門医取得に必要な学会発表や論文作成も上級医の指導の元で、確実に経験することができます。
これから皮膚科医師を目指す先生方、神戸大学皮膚科教室の一員となっていただき、是非当院での研修をお待ちしております。
■連携プログラム
神戸大学泌尿器科専門医研修プログラム
泌尿器科は、悪性腫瘍、排尿障害、尿路感染症、尿路結石、男性不妊症、副腎疾患など幅広い領域を診療する科です。内科系・外科系といった枠にとらわれず、患者さんを診断から治療まで一貫して我々泌尿器科医が行うことが特徴です。
2022年5月の開院にあわせ当科は新規に立ち上げられ、現在常勤医4名で診療を行っています。手術支援ロボット(da Vinci Xi)を始めおおよそ考えられる最先端の機器が導入されており、標準的な診療を円滑に施行することが可能となっています。
泌尿器科は低侵襲手術、特にロボット支援手術に注力している科です。学会ではロボット支援手術の円滑な導入と安全な普及を目的として「泌尿器ロボット支援手術プロクター」と呼ぶ指導医認定制度を制定しています。当科でもプロクターを有する医師が在籍しており、ロボット支援手術も順調に開始しています。
初診から自分が関わりを持った患者さんが、診断、治療をへてお元気になられた時の喜びは言葉にできないものがあり、これが泌尿器科医の醍醐味でもあります。興味をもたれた先生は御気軽に相談してください。
■連携プログラム
神戸大学眼科専門研修プログラム
当院は総合病院の眼科として、一般的な眼科診療の他に、全身疾患を伴う眼疾患や外傷に伴う眼合併症患診療もしています。眼科は内科的側面と外科的側面の両方合わせ持ち、診断から治療まで完結させることができます。幅広い眼科診療の面白さを体験できるよう、プログラムを構成しています。
まず、眼科診察方法のトレーニングを行います。最先端の眼科検査を見学体験し、外来診察の流れを理解してもらいます。初診患者さんの問診をとり、検査の見学、診察・診断・治療計画の過程を指導医と一緒にやっていきます。
手術室では手術助手として入り、顕微鏡下の手術を体験してもらいます。模擬眼を用いた手術練習をしたのち、白内障手術の部分執刀からトレーニングします。1年内に白内障手術ができるように指導します。
日常生活を何気なく送るための情報の約8割を眼から得ていると言われています。眼は小さな器官ですが、その中には生体の不思議がいっぱい詰まっています。
眼科診療は、透明な角膜、茶色の虹彩、オレンジ色の網膜と赤い網膜血管を顕微鏡と拡大レンズで観察し、黄・青・緑・白など染色を使って所見を可視化します。とても神秘で美しいです。色とりどりの眼科診療の世界を体験してみませんか?
■連携プログラム
神戸大学耳鼻咽喉科専門研修プログラム
耳鼻咽喉科頭頸部外科は、難聴・平衡機能障害・顔面神経麻痺などの神経耳科学や中耳疾患などの耳領域や鼻副鼻腔領域、頸部及び咽喉頭の疾患を取り扱う診療科です。中耳手術に対しては症例によっては従来手術に比べ低侵襲な内視鏡下耳手術を導入しています。
鼻副鼻腔内視鏡下手術ではナビゲーションシステムを積極的に導入することにより、鼻副鼻腔の解剖学的理解が深まるとともに、早期から安全に研修を行えるようになっています。喉頭、気管、頸部食道、甲状腺、唾液腺などの頭頸部腫瘍性病変に対しては多職種によるカンファレンスで治療方針を決定した後、化学療法、放射線治療、機能再建手術を含めた集学的治療を行っています。また気管切開を要する様な急性期疾患から嚥下障害等の慢性的な疾患まで幅広く治療を行っています。
多岐にわたる領域の中で、耳鼻咽喉科全般はもちろん興味のある専門領域に絞った研修を行うことも可能です。
■連携プログラム
神戸大学放射線科専門研修プログラム
当科はIVRを専門とする医師が3名、画像診断を専門とする医師が4名(うち非常勤2名)在籍しており、3名の若手医師が画像診断とIVRについて研鑚を積んでいます(2022年10月時点)。
画像診断ではCT、MRI、PET検査を中心に幅広く全身の読影を行っています。専門医、若手医師がお互いに所見をダブルチェックしており、満遍なく画像診断を学ぶことができます。画像診断の面白さは2つあり、ひとつは難解な疾患を過去の経験や論文などと対比し、考えられる疾患を導き出すいわゆる画像診断、もう一つは定期フォローのCTなどで想定外の病変を見つけて主治医に連絡し検査や治療に繋げる偶発疾患の検出です。いずれも責任は重大ですが大変やりがいのある仕事です。画像診断医というと業務内容がわかりにくい印象があると思いますが、当院ではとても臨場感があり、治療につなげて奏効すると喜びも感じられる仕事です。
IVRでは週3回午前中に外来診療を行っており年間2,000人以上の患者を診療しており、IVR内容として最も多いのが閉塞性動脈硬化症に対する血管形成術であり、主治医として実際の手技にも術者として治療に参加しますので、患者の診療に携わることができます。このほか心臓血管外科と共同でステントグラフト留置術、他の診療科からの依頼で出血に対する緊急動脈塞栓術、CT・USガイド下生検・ドレナージ術など様々な手技を行っており、神戸大学の関連病院のなかでもトップクラスのIVR件数を誇っています。
我々が指導医となるまでに経験した様々な画像診断の知識やIVRのコツなどを伝え、多く症例を経験して手技を身につけてもらうことを目標としています。我々と一緒に画像診断・IVRのプロフェッショナルへの道を歩んでみませんか?
当院基幹プログラムの他、下記プログラムと連携しています。
■連携プログラム
兵庫県立加古川医療センター救急科専門研修プログラム、兵庫県災害医療センター救急科専門研修プログラム、公立豊岡病院(但馬救命)救急専門研修プログラム、兵庫県立尼崎総合医療センター救急科専門研修プログラム、沖縄県立中部病院救命救急科専門研修プログラム、国立国際医療研究センター病院救急科専門研修プログラム、地域医療貢献型兵庫医科大学救急科専門医研修プログラム、神戸大学救急科専門研修プログラム
■連携プログラム
神戸大学医学部精神科専門研修プログラム、兵庫県立ひょうごこころの医療センター専門研修プログラム
当院では身体合併症病棟(Medical Psychiatry Unit: MPU)が16床あり精神疾患全般の身体合併症治療、外来では認知症疾患医療センター鑑別診断とBPSD治療を経験し、精神療法、薬物療法を主体とする治療手技、生物学的検査・心理検査などの検査手法、脳の形態/機能画像読影、精神保健福祉法や社会資源についての知識と技術、また認知症ケア加算対象者は「高齢者ケアチーム」、その他の方には「こころサポートチーム」が稼働しており精神科リエゾンのチーム医療の実践について学ぶことができます。
■連携プログラム
神戸大学医学部附属病院麻酔科専門研修プログラム、兵庫県立尼崎総合医療センター麻酔科専門研修プログラム(兵庫県立病院群)
当院では、総合病院としてcommon diseasesから高度専門医療まで様々な診療科の症例を対象とするだけでなく、救命救急センターとして循環器・脳血管疾患や多発外傷など様々な救急疾患の麻酔症例も同時に研修することができます。そのため、専門医に必要な経験を積むだけでなく、専門医取得後のさらなるステップアップを目指すための修練を行うことができます。
また、時期は未定ですが集中治療やペインクリニックなどの診療も行う予定となっており、これらが加われば麻酔科医としてより充実した研修を行うことが可能となります。当院での研修は、神戸大学あるいは兵庫県立尼崎総合医療センターの麻酔科専門研修プログラムに所属している専攻医の先生が対象となりますので、興味を持たれた方は気軽にご連絡ください。もちろん、今後麻酔科医としての道を考えている研修医の先生方には、進路相談をふまえた見学にも随時対応しますので是非ご一報ください。
■連携プログラム
神戸大学産科婦人科専門研修プログラム、神戸医療センター産婦人科専門研修プログラム、千船病院産婦人科研修プログラム
はり姫は高度医療、急性期医療を提供する病院ではありますが、姫路には産婦人科がある総合病院は姫路赤十字病院、姫路聖マリア病院と当院の3病院しかありません。そのため、当院の産婦人科は、高度医療、急性期医療を提供するとともに一般疾患も行っています。産婦人科は、①生殖内分泌、➁婦人科腫瘍、③周産期、④女性のヘルスケアの4分野に分かれています。これらの一般診療も行っていることが大学病院と違う点です。
1:生殖内分泌分野:月経異常、不妊症、更年期など
2:婦人科腫瘍分野:子宮筋腫、子宮内膜症、子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌(婦人科3第悪性疾患)など
3:周産期分野:正常妊娠、正常分娩、異常妊娠、異常分娩など
4:女性ヘルスケア:女性に特有な心身にまつわる疾患を主とする予防医学
分娩はいつあるか予測ができません。24時間、365日、産婦人科医の病院滞在が必須となるため、他科に比べて当直は多い傾向があります。精神的、時間的拘束の強い科であることは間違いありません。そのために産婦人科を目指す医師は年々減少しています。さらに若手医師の都会志向もあり、地域での産婦人科閉鎖は加速しています。この地方での産婦人科閉鎖は日本の少子化の原因の一つになっています。
医療の中で生命の誕生は重要な部分であると思っています。「生命の誕生」と「生命の終わり」を体感できる唯一の科と思います。非常にやりがいのある分野ですので興味のある方は御気軽に相談してください。
■連携プログラム
神戸大学小児科研修プログラム、兵庫県立こども病院小児科専門医研修プログラム
当院は姫路駅から徒歩10分強のところに位置し、2022年5月に開院したばかりの新しい病院です。姫路市では最も大きな病院ですが、小児科は新規に立ち上げられました。徐々に患者数が増加しており、2022年度は約300人の入院患者と約1,000人の外来患者さんを診療しましたが、2023年度は倍以上のペースで約700人の入院患者と約3,000人の外来患者さんを診療し、今年度もさらに増加傾向であり伸び盛りの小児科です。常勤医は5人で、いずれも小児科専門医でありうち4人が小児科指導医であります。また腎臓・アレルギー・神経・消化器などのサブスペシャリティーの専門医・指導医も取得しているため指導体制が厚いです。また新生児・心臓・心身症・膠原病・内分泌疾患についても密度の高い研修を積むことが可能です。
また、当院の最大の特徴・強みは他科との連携がスムーズな点です。小児疾患、中でも小児外傷診療はすべてを小児科内で完結することはできず、形成外科・耳鼻科・整形外科・皮膚科・眼科・歯科口腔外科・脳外科をはじめ成人外科、救急科との連携・協力があって始めて質の高い小児医療を実現できます。本院では他科入院の小児も同じ病棟で管理していることから他科との連携を通じて小児に起こるありとあらゆる疾患を体験・研修することが可能です。また近年話題のトランジションにおいても成人内科や外科等多科にまたがる連携が患者さんにとって不可欠になります。希望に応じて成人科での連携研修なども準備しており小児科医としてだけでなく医師としての見識を広げる研修が提供できると自負しております。一緒に未来の小児診療を作っていきませんか?
兵庫県立はりま姫路総合医療センター
総務部 診療サポート課 臨床研修担当
E-mail:rinken_harihime@hgmc.hyogo.jp
TEL:(079)289-5080
兵庫県立はりま姫路総合医療センターでは、日本専門医機構の専攻医募集スケジュール・応募フローに従って、当院を基幹施設とする専門研修プログラム専攻医を募集します。
専攻医登録に先立って、各専門領域責任者と面談くださいますようお願いいたします。研修を希望される皆さまのご応募をお待ちしております。
※総合診療、外科については募集を終了しました。詳細は下記お問い合わせ先へご連絡ください。(総合診療、外科の募集要領については、こちら(PDFファイル)をご参照ください。)
応募資格 |
(1)医師免許を有し、医師法第16条の2に定める臨床研修を修了した者、もしくは令和7年3月末日までに修了見込の者。 (2)地方公務員法第16条に規定する欠格条項に該当しない者 ・禁錮(こ)以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又はその執行を受けることがなくなるまでの者 ・兵庫県において懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から2年を経過しない者 ・日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法またはその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、またはこれに加入した者 |
---|---|
募集領域 | 内科、救急科 |
募集定員 | 内科 15名、救急科 6名 |
応募方法 | 下記の書類を、兵庫県立はりま姫路総合医療センター診療サポート課へ提出してください。 1. 履歴書(当院所定の様式・Excel) 2. 臨床研修歴・勤務歴記入表(様式第2号・Word) 3. 医師免許証(写) 4. 卒業証明書 5. 臨床研修修了登録証(写・初期臨床研修を修了している場合) |
応募受付期間 |
随時 ※日本専門医機構による募集スケジュールの応募期間まで。 |
面談日 |
随時 ※日本専門医機構による募集スケジュールの採用調整期間まで。 |
面談場所 |
兵庫県立はりま姫路総合医療センター |
書類提出先・ 問い合わせ |
兵庫県立はりま姫路総合医療センター診療サポート課臨床研修担当 〒670-8560 姫路市神屋町3丁目264番地 TEL:079-289-5080、FAX:079-289-2080 E-mail:rinken_harihime@hgmc.hyogo.jp |
その他 |
(1)提出された履歴書等はお返しできませんのであらかじめご承知おきください。 (なお、提出いただいた個人情報を選考および採用目的以外に使用することはありません) (2)応募希望者は、応募前に下記お問い合わせフォームよりお問い合わせください。 |
身分 | 地方公務員法第22条に基づく会計年度任用職員 | |
---|---|---|
勤務 | 週38時間45分勤務(別途、平日および土日祝の宿当直あり) | |
給与 | 兵庫県規定による(詳細は別途お問い合わせください。) | |
保険 | 社会保険、雇用保険の適用あり | |
公舎 | 公舎等の利用が可能(一部自己負担あり) ※兵庫県養成医は入居対象外 | |
学会参加 | 公費で参加可能(規定の範囲内) |
※専門研修終了後も引き続きフェロー・正規職員として県立病院で勤務できる道を提供しています。