医師・専攻医・研修医ブログ

Part① 木下病院長より:製鉄記念広畑病院と県立はりま姫路総合医療センター(仮称)の臨床研修

製鉄記念広畑病院・指導医
新型コロナウイルス感染者が多く、病院内への外部学生の立ち入り制限をしている病院もあり、臨床研修病院を選ぼうとしている学生さんにとっては やりづらい状況になっているのではないかと思います。

私たち製鉄記念広畑病院では医学生の病院見学を受け入れていますが、なかなか見学に来ていただくことがむつかしいルールを作っている大学も少なくないと聞いています。

そこで、見学に来ていただけない医学生にも理解していただけるように、製鉄記念広畑病院の初期研修に関して説明しておこうと思います。


社会医療法人である製鉄記念広畑病院は2022年度の前半に兵庫県立姫路循環器病センターと統合・再編され、兵庫県立はりま姫路総合医療センター(仮称)になります。

このブログを読んでいる学生さんが製鉄記念広畑病院の初期研修プログラムに応募していただいても、実際にはりま姫路総合医療センター(仮称)で研修をしていただくことになります。 

2022年には製鉄記念広畑病院という病院はなくなり、はりま姫路総合医療センターになるわけです。
製鉄記念広畑病院・指導医
県立はりま姫路総合医療センター(仮称)上空写真 ※2020年11月時点



はりま姫路総合医療センター(仮称):新病院はJR姫路駅の東800メートルのところに建築が行われており、202111月に建物は完成します。

開院までの半年は新病院での職員のトレーニング期間となります。

新病院は病床数736床の急性期病院で兵庫県の西半分では最も大きな病院です。
兵庫県立病院の中でも最大の医療センターです。

製鉄記念広畑病院の2倍程度の広さと設備を持つ3次救命救急センターを有し、製鉄記念広畑病院の年間4000台の救急車の受け入れ数、姫路循環器病センターの年間3000台の救急車受け入れ数を合わせた、年間7000台以上の救急車を受け入れ、ドクターヘリを運用する病院になります。

病床数も2つの病院の病床数を足した736床の病床を持ちますが、手術室やレントゲン設備、ロボット手術機器、内視鏡手術機器、総合診療などは2つの病院を合わせた以上の機能を持つことになります。


 

JR姫路駅から歩くと78分はかかると思いますが、2階デッキを通じて駅と直結しているため雨にぬれずに病院まで来ることができます。
医師は製鉄記念広畑病院には95名、姫路循環器病センターには70名おりますが 新病院では280名の医師が働くことになります。

 


製鉄記念広畑病院は救命救急医療を中心とした地域の総合医療センターですが、姫路循環器病センターは脳血管疾患と心臓・大血管疾患を中心とした日本有数の循環器病センターです。

循環器疾患に特化した病院ですので、姫路循環器病センターは初期研修医を独自では育成していませんが、製鉄記念広畑病院の初期研修医が希望した場合には2年目の選択研修期間に数か月間、姫路循環器病センターの循環器内科、心臓血管外科、脳神経内科などで今でも研修をしていただいています。

日本有数の循環器疾患のメッカである姫路循環器病センターでも研修ができることが製鉄記念広畑病院の初期研修の魅力の一つとなっています。
 


新病院は製鉄記念広畑病院と姫路循環器病センターを統合・再編して作られますので、今後は1つの病院の中で両方の病院の良いとこどりをした研修が可能になります。
病院棟外観 ※2020年11月時点




Part② 木下病院長より:製鉄記念広畑病院と県立はりま姫路総合医療センター(仮称)の臨床研修へ続く
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