3月になりますが、コロナはなかなかおさまらず、この第6波では今までと違う対応が求められ、TVはウクライナ情勢を報道し続け、まだまだ寒い日が続き、春は遠いなあと思うこの頃です。
さて、病院の方は、新病院開院まで2か月を切っており、準備がますます忙しくなってきました。
5月1日に病院は開院するわけですが、その日は引っ越しの日でもあります。
物品の引っ越しのみならず、患者さんの移送という、大きな仕事があります。
患者さんの移送となると、救急車や民間救急車など総動員して大掛かりな引っ越しになりますが、重症の患者さんも多く、入念な準備が必要になります。
そういうわけで、3月の寒空の中、第1回目の患者移送リハーサルが開かれました。
模擬患者さんにはそれぞれ背景があり、
例えば広畑鉄子さんは、下部消化管穿孔術後5日目で、酸素4L CVカテーテル シリンジポンプ 腹腔ドレーン2本などと設定されています。
その患者さんに付き添う医師、受け持ち看護師、患者さんの手荷物を運ぶ係、指示を出す病棟責任看護師、病棟責任医師、介助を行う病棟担当看護師、ベッド移送係、乗せ換え係、出入り口で采配する責任者、患者さんが移送される病棟ベッドを運ぶ人など、12人の患者さんの移送リハーサルに100人余りのスタッフと引っ越し業者さん100人余りが参加する大変大掛かりなリハーサルとなりました。
患者さんを移動させることが難関で、事前にどんな患者さんであるとか、移動させるときの注意事項を把握しておかないと事故につながるとみんな改めて認識しました。