こんにちは。初期研修医1年目です。
先日、姫路市医師会館にて第22回初期研修医症例検討会「Dr.HimeG」が開催されましたので、その様子をレポートします。
■「Dr.HimeG」とは?
「Dr.HimeG」は、当院をはじめとする姫路市内の研修指定病院の初期研修医が集い、実践的な診療能力を磨き合う合同勉強会で、姫路市医師会が開催しています。
救急外来で実際に経験した症例を持ち寄り、外部からの著名な講師の先生とともに、主訴、現病歴、身体所見、検査データと段階を追って情報を開示しながら臨床推論を展開していきます。他院の研修医と意見を交わす貴重な交流・切磋琢磨の場となっており、今年度は計3回の開催を予定しています。
■ 当日の様子

今年度第1回目の開催となる今回は、当院の研修医が症例提示を務めました。
また、第一線でご活躍されている薬師寺慈恵病院 院長の薬師寺泰匡先生(救急専門医)に講師を担当していただきました。
会場での対面参加に加えZoomによるハイブリッド配信も行われ、当直明けや勤務の合間を縫って多くの研修医がオンラインからも参加し、熱気あふれる会となりました。
今回の検討症例は「意識障害と痙攣を主訴に救急搬送された患者さん」でした。
救急現場では一刻を争う初期対応が求められる代表的な病態ですが、検討会ではあえて時間をかけ、1ステップずつ立ち止まって思考を深めました。
・バイタルサインと主訴からの初期対応の整理
・見逃してはならない鑑別疾患の洗い出し
・病歴聴取において「他に何を聞くべきだったか」の深掘り
・身体所見の微細な変化から病態を読み解くアプローチ
などを検討、議論し、薬師寺先生からは、実践的な視点からフィードバックをいただきました。
参加した研修医からは、「実際の症例をもとにグループで意見を出し合うことで、自分とは異なる着眼点に気づくことができた」
「限られた情報からどこに焦点を当てて診察を進めるべきか、思考の道筋が明確になった」といった感想を述べていました。
初期研修医として救急外来に立つ際、迅速かつ的確な臨床推論は欠かせないスキルです。今回の「Dr.HimeG」で得た学びや気づきを日々の救急外来・当直診療にしっかり還元し、患者さんにより質の高い医療を提供できるよう精進していきます。