姫路循環器病センター薬剤部では、様々な調剤支援システムや機器を導入しています。
本日は注射薬自動払出システムを紹介したいと思います。
ピッカー1:機器の全体像です。右手前から注射薬を取りそろえたトレイが出てきてカートに収まります。左奥の黒いパネルが返品薬自動分別機です。
この機器はアンプル等の注射薬を自動で患者さん毎のトレイに取り揃えます。
機器が取り揃えるため薬を間違えて準備されることはありません。
薬剤師は処方内容の確認、機器に充填されていない注射薬の取り揃え、機器が取り揃えた薬の確認、カート表面に表示される患者名に誤りがないか等を確認します。
さらに別の薬剤師が再確認を行ったのち、病棟へ払い出し、患者さんに投与されます。
また、このシステムは、薬剤の取り揃えだけではなく、病棟で使用しなかった返品薬の自動分別も行うことが出来ます。
このようにシステムを使用することによって、より正確で効率的な業務を行っています。
ピッカー2:100ccまでの輸液もこの機器で取り揃えることができます。
新病院は、この注射薬自動払出システムが2台導入される予定となっています。
新病院では、より一層安心安全な業務を行えるよう開院に向けて取り組んでいきたいと思います。