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モニュメント

広畑・臨床工学科


みなさん、製鉄記念広畑病院の北側、ERの入り口にそびえ立つモニュメントをじっくり見た事はありますか?

広畑・臨床工学科
こちらの作品タイトルは「空の水/身体の水」といい、多数の国立・県立美術館にパブリックコレクションされている日本を代表する彫刻家の青木野枝さんの作品です。

新館建設時に、院是の『和』、そして病院名称の一部の『製鉄』に関係することから、当院のために作成していただきました。 


大小さまざまな輪が積み重なり合い、鉄の輪に茶褐色のサビが纏われたような、シンプルなのになんとも趣のある作品です。和と輪。当院のコンセプトにピッタリです。

サビは鉄にとってデメリットなイメージですが、こちらはコルテン鋼という特殊な素材・工法でできており、ある程度のサビが発生した後、サビ被膜と鋼材が密着しそれ以上腐食が進みにくくなるそうです。





つまり、永続的に使用することができるんです!

当院の繁栄を願うかのような想いがこの作品から伝わってきませんか?







本館側にも紹介したい素敵な作品が、まだまだ沢山あります。

南側の正面玄関前のロータリーでひと際目を引く、大きな輪。

2000年に本館ができた時に設置され、そしてその年に私も入社。つまり、『輪と私は同期。』

転がって行かないか少しハラハラしますが、たまに小鳥が飛んできてとまったり、まん丸でかわいい姿は私にとっての癒しアイテムであり、初心に戻れるパワースポットでもあります。
・・・ちょっとベーグルに似ていて美味しそうです(笑)



そして、なんといっても私が一番度肝を抜かれた作品が、コチラ↓↓↓↓

ガラス突き破っとるやないかーーーい!!!

ウソでしょ!と思って建物の中から見てもやっぱり

ガラス突き破っとるやないかーーーい!!!(2回目!)

すごいデザインだと思いませんか?

うーん。人間固定観念というか、石は外にあるものだとか、石がガラスを貫く訳ないとか思ったらダメですね。

石が貫く、、、

ん?石を貫く、、、

『意志を貫く!!!』

そんな深い意味があったのか~!!

・・・なんて、一人で妄想をしています。


ふう。ちょっと一人で盛り上がってしまいました。

最後に紹介したい作品はこちら。

UFO呼べそうだなー。


最初に紹介しましたが、当院の院是は『和』です。

「和をもって尊しとなす」は聖徳太子の十七条憲法の言葉で、「和をなによりも大切なものとしなさい」という意味です。

この教えはあまりにも有名なので座右の銘にする人も多いかと思いますが、実はこれにはまだ続きがあります。

「和をもって尊しとなす」は「和の心で議論することが大切」という意味も含まれます。

「大事なことは一人で決めず、みんなで議論して決めなさい」という意味です。

どうですか?

このミステリーサークル、、、いや、このモニュメント、皆が輪になって議論を交わしているように見えませんか?

しかもちょっと笑顔で楽しそうです。

私たちは、より良い医療を提供できる病院を創るために、『和の心』で両病院間での意見交換や議論を毎日活発に行っています!


来年上半期に開院予定の新病院にはどのようなモニュメントが設置されるのか、今から楽しみです。

引っ越しの際には、ベーグルに似た『同期の輪』を私が引き取りたいです。

しかし、そんな大きなお庭は我が家にはないですけどね(汗)

もし良ければ今回紹介した5個のモニュメントを是非探してみてください。

あなたがどのように感じたかを聞かせてもらえる機会があれば素敵ですね。


※作品について個人の主観が多く入っていますが、全ての作品を愛しとてもリスペクトしています。

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