本館4階病棟はひとことでいうと外科病棟です。消化器、乳腺、呼吸器など広い範囲を担当しています。さらに、手術の前後に限らず、抗がん剤治療や放射線治療そして看取りまで幅広い看護場面に対応します。
そのような病棟で夜勤に不安を持つ新人のために「多重課題シミュレーション」を行いました。
大部屋(4床)を貸切りにして、模擬患者を3名準備しました。抗がん剤治療中に患者さんの点滴が漏れているのを発見します。曝露予防して、対応していると、同室の患者さんは点滴を置き去りに歩き出しました。「手伝いますよ、少し待てますか?」と声をかけているとカーテンの向こうから「お腹がいたいー」と声が聞こえます。慌てながら必死に対応して、無事に助けを呼ぶことができました。
新人は、「緊張したー」「何からしたらいいのか、固まった…」「話し合って、対応ができて良かった」と、やりきった達成感がありました。
シミュレーション後は、教育担当者と「なかなか、やるなぁ、上出来やね」「目標以上に看護が出来ていたね」「看護師として成長している実感がもてたかな」など振り返りを行いました。
半年後に迫る病院の統合は、全員が新たなスタートを切ることになります。
それを楽しみにしながら、今は目の前の患者さんとしっかり向き合って行きましょう。
追:
帰路の姫路駅前で 日出町行きのバス停が5番乗り場に移設されていました。
これは「はり姫」「アクリエ姫路」のルートです。
姫路駅北側の一番近い乗り場で、利用しやすいですね。