製鉄記念広畑病院リハビリ科では、これまで屋内歩行や車椅子座位保持が安定してきたら院内環境から生活環境へ近づける目的で屋外での歩行リハビリや車椅子移動をおこなってきています。
ベッド上安静で壁や天井しか見ることができなかった状態から、主治医許可を得て車椅子で移動が可能となった患者さんにとっては、本来当たり前にあるはずの周辺環境からの外的刺激を受ける機会を増やすことも重要になります。
実際に屋外訓練をした患者さんからは
「病院の中と空気も違うし外に出るだけでもすっきりしました」
などの声が多く聞かれますし、
「リハビリは必要だから頑張りましょう!」との声掛けにも素直な気持ちになれるようです。
新病院でも4F中央リハビリテーション室にはリハビリガーデンが併設されており、これからも病床から離れて回復過程にある患者さんに寄り添ったリハビリに活用して、リハビリ時の周辺環境にも配慮したリハビリを心掛けていきたいと考えております。