姫路循環器病センターでは現在、心臓エコー・腹部エコー・血管エコー(頸動脈・下肢静脈等)を年間1万3000件行っています。エコー検査は超音波の反射を用いて検査を行うため、人体への影響が無く、リアルタイムに観察することができます。
心臓エコーでは、心筋梗塞や狭心症による心臓の壁運動異常や心機能の評価、大動脈弁狭窄症や僧帽弁逆流症等の弁膜症の重症度評価を行います。当院では心臓の収縮機能評価としてストレイン解析を使用しています。心筋は立体的に収縮するため、視覚的に評価が難しいのですが、ストレイン解析により視覚的に評価できない心筋の長さや壁厚の変化を定量的に解析でき、心筋障害を捉えることが可能になります。
また
2021年
11月からキャノンの最新機種である超音波検査装置
(Aplio i-series Prism Edition)を導入しました。これにより最新技術である右室・左房・右房のストレイン解析が可能となりました。