持続可能な介護保険制度の運用を!!
製鉄記念広畑病院・MSW
みなさんご存知ですか?
退院支援加算が新設された2016年度以降、多くの急性期病院では退院支援が促進され、介護認定の新規申請件数の増加とサービス利用に至らなかった件数も同時に増加し、非効率的な新規申請の運用となり自治体の介護認定事務を逼迫させていることを…。
今後、団塊の世代が後期高齢者に移行していくことを考えれば、さらに行政事務を逼迫させ、介護認定の慢性的な遅延につながり、延いては介護サービスを必要とする方の不利益につながるのではないでしょうか?
ちなみに、2018年度の姫路市の新規申請件数は6,828件です。
そのうち、未利用件数(認定後2か月以内にサービス利用のなかった件数)は4,101件です。
なんと、6割以上の方が、申請後、サービスを利用していない状況です。
是非、皆様に知ってもらいたいことは以下の通りです。
『介護認定が下りてなくても暫定利用ができます。』
介護保険の適正利用を推進し、持続可能な介護保険制度の運用を目指しましょう!!