STORY
01
CPAの現場へ
〜チームワークと1秒の重さ〜
救急外来で勤務中、フライトスタッフ専用の携帯電話に
エンジンスタートのメールが届く。
行っていた仕事を引き継ぎ、ヘリポートへ走り出す。
1秒も無駄に出来ない
走る
走る
無駄に出来ない
ヘリポートに到着。
ここで消防からの要請内容が「心肺停止」であることを知る。
必要な荷物を持ち、ドクターヘリに乗り込む。
随時、現場の緊迫した情報が入る。
機内でフライトドクターと活動内容についてブリーフィングを行う。
「助けたい」
フライトドクターとともに救急車内へ乗り込む。
家族が見守る中、救急隊による救命活動が行われている。
家族に挨拶を行い、救命活動に加わることをお伝えすると
「よろしくお願いします」と涙されている。
少しでも安心できるよう声をかけてから救命処置に入る。
フライトドクターの指示が飛ぶ
何を優先すべきか
救急隊とコミュニケーションを取りながら
様々な処置を進めていく
救命処置を行いながらドクターヘリに移動する。
同乗する家族は不安が大きく表情がかたい。
患者だけでなく家族の対応も行いながら病院へ搬送。
看護師は病院前診療においても医師が治療に専念できるようにサポートすることだけでなく、患者家族の対応も大きな役割のひとつ。
ドクターヘリにフライトナースはやはり必要だと考える。
救命の現場ではフライトドクターだけでなく、救急隊とも協働していかなければ患者の救命にはつながりません。安全で最適な方法、かつ、最短の時間で各自の役割を果たせるように場の調整を行うことがフライトナースの重要任務のひとつです。そのためには看護実践能力はもちろんのこと、コミュニケーション能力やマネジメント能力が大切だと考えています。それらの能力を身につけるため日々努力しています。
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