先輩の声

救急科専攻医座談会

~ はり姫救急科で、専攻医として働く ~
はり姫救急科で専攻医として働く3人の先生に、救急医を目指されたきっかけ・はり姫で救急医として働いての感想・ワークライフバランス・生活環境・今後のキャリアプランなどについて、お話を聞きました。
救急医になったきっかけや目標もそれぞれ違う、3人の先生。どんなお話が飛び出すでしょうか?

※参加者プロフィール、内容等は取材当時(2023年12月時点)のものです。

参加者プロフィール

  • K先生
    慢性期志望だったが、県内他病院で
    臨床研修中に救急医を志し、はり姫へ。
  • S先生
    診療所で総合診療の研修後、手技や
    急性期の知識を高めるためはり姫へ。
  • M先生
    救急医を志して10年以上。
    県内他病院で臨床研修を経てはり姫へ。

救急医にはならないと思っていた

ー 最初に、救急医を目指されたきっかけを聞かせてください。

(M先生)単純に、コードブルーに憧れたからですね。中学生の時にドラマを見て、「かっこいい~!」って。医師になったきっかけの一つでもあります。医学部に入ったあとも、急性期をやりたいなとずっと思っていました。急性期といっても色んな診療科がありますが、全般的に診る救急かなと。

(K先生)私も、最近コードブルーを見返してみました。改めて見ると、キャラクターが自分の成長に向けて思い悩む姿にめちゃくちゃ共感します。中学生の時は分からなかったことが、今になると「あ~、分かる」みたいな。
私は、逆に、コードブルーを見たからこそ救急医にはならないと思っていて、学生の時も慢性期の勉強ばかりしていました。いざ働いてみると、救急外来やICUでドラスティックに動く方が好きだと分かって、方向転換しました。

(S先生)自分は、「Generalに何でも診るよ」という医者になりたいと考えていました。最初は総合診療の道に進んで、東北の小さな町の診療所を経験しましたが、自分たちでは診きれずに、救急搬送を依頼することがありました。自分で何とか診れるところは自分で診て、適切に振り分けたいと考えてるようになりました。それで、もうちょっと手技や急性期の知識を高めようと思い、救急の勉強を始めました。

はり姫では、基本的には全部経験できる

ー 次は、はり姫で救急医として働いた上での感想を教えてください。

(K先生)私個人としては、すごく働きやすい!変な言い方ですが、すごくちょうどいいんです。症例の質、数、内容、総じてバランスがいい病院だなと思っています。あと、この手技がやりたいと言えばやらせてもらったり、頼めば他科の先生が勉強会を開いてくれたり、機会があれば声をかけてもらえます。ちゃんと指導してくれるスタッフがいるというのは、かなり安心感があります。

ー お二人もすごく頷かれてますね。

(M先生)私は、サブスペシャルティが決まっていません。救急医の道はいくつかありますが、はり姫だと三次救急、病棟、ICUと基本的には全部経験できます。また、ダブルボード(他科)を考えた時にも、すごく診療科が揃っています。救急医としてのキャリアを考える時に、参考になる上の先生もいらっしゃるのが、いいところじゃないかなと思います。

(S先生)自分の場合は、完全に畑違いの診療所から、救命救急センターへ移ってきました。使う薬も全然違っていて、昇圧剤を挙げてみなさいと言われても、言葉も名前もぱっと出てこない。もう病院での働き方を忘れていたので、そこを取り戻そうと必死で働いてきました。

お休みのタイミングはきちんと休む

ー ワークライフバランスについてもお聞かせください。

(S先生)私は二人の子供を育てながら働かせてもらっていますが、皆さん非常に協力的です。上司に「子供が熱出しちゃったんで迎えに行きます」って言うと、すぐに「代わり出すから大丈夫だよ」と声かけてもらえます。その分、自分もしっかり返していこうとは思っています。

(M先生)そもそも救急科はシフト制で、融通を利かせやすい部分があるのが大前提ですよね。中堅の先生方も、皆さんお子さんがいらっしゃいます。

(K先生)3人のお子さんを育てながら、専攻医として救急科のシフトに入った先輩もいました。そういった先生たちの土日の休みの希望は、基本的に叶えようとされています。自分のお休みのタイミングはきちんと休む、というのは徹底されているイメージです。

便利で住みよい姫路の生活環境に満足

ー 姫路について、通勤や生活環境の面はいかがですか。大変だった点はありますか。

(K先生)大変な点はありません。夜も街が明るい。病院に人がいっぱいいる。何でこんなに住みよい町なんだと思いながら、日々を過ごしています。

(M先生)新幹線が止まるので、パッとどこかに行って帰ってくることもできます。

(S先生)雪がないのが幸せ。あと、24時間スーパーが開いているところに感動しています。

(K先生)みんな満足!

ここに紹介すれば大丈夫と、地域から思ってもらえる医師に

ー 最後に、目指すキャリアプランや展望についてお聞かせください。

(M先生)まずは専門医試験に合格という第一関門があります。その先で、それを極めていくのか、もっとサブスペシャルティを絞るのか、別の分野に行くかは全く未定です。できることをちょっとずつ増やして、あの先生がいたら安心だなって思えてもらえるようになりたいなって思います。はり姫の上級医の先生方は、そう思える先生がほとんどです。

(K先生)素晴らしい。

(M先生)救急医としての技術もそうですし、コミュニケーションというか、周りからの信頼を得ていきたいじゃないですか。どう思います?

(K先生)私は、とにかく相談しやすい「人」。「医者」ではなく「人」でありたいと、研修医のときから思ってます。他職種や他科と良い関係性を保てるように努力しつつも、コミュニケーション力だけに力を入れても医者としては何の意味もありません。ちゃんと勉強もして、それなりに信頼を得られるような医者を目指していきたいと思っています。例えば、コメディカルの名前を覚えて、看護師さんって呼ばないように頑張ったり。

(M先生)自分でも、名前で呼ばれると嬉しいですよね。

(K先生)ここのコメディカルの方は、すごく優しいんですよ。なので、いつも甘えさせてもらっています。それだけではなく、Kだから話せるとか、Kだから相談しようと思ってもらえるような存在になりたいです。

(S先生)自分は、院内で名前を間違えられることが多いので、認識してもらえるような働きをするというのが一点です。もう一点は、地域からの信頼を得られる医師です。診療所時代、高次救急病院に搬送するとき、困っているのに受け入れてもらえないという経験をしました。将来的には、「この先生がいるから、ここに紹介すれば大丈夫」と、地域に思ってもらえるような医者になりたいと考えています。

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