生理検査とは、患者さんから採取した検体を検査するのではなく、直接患者さんに接して行う検査の総称です。
【生理検査室で実施している検査】
・心電図
・呼吸機能検査
・脈波図、心機図
・尿素呼気試験
・皮膚組織灌流圧
・脳波
・神経伝導検査
・聴性脳幹反応
・PSG(ポリソムノグラフィー)
・耳鼻科関連検査
この中から一部を紹介します。
●心電図
心電図検査とは、心臓の電気的興奮を体の表面から記録したものです。心電図に描かれる波形から、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患、不整脈、心室肥大、電解質異常などがわかり、多岐にわたる疾患の診断に役立ちます。
12誘導心電図の他にも、24時間波形を記録するホルター心電図も行っています。
●呼吸機能検査
呼吸機能検査とは、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺疾患をはじめとする呼吸器の病気が疑われるときや、その状態を見るときに行う検査です。息を吸う力、吐く力、酸素を取り込む能力などを調べます。
【呼吸機能検査は患者さんと検査技師の共同作業】
簡単に言えば息を吸って吐くだけの検査ですが、患者さん本人の《最大努力》を引き出すために大事なのはコミュニケーションです。患者さんに合った方法でやる気を起こし、気持ちよく検査ができるように努めるのが私たち検査技師の役割です。
現在、生理検査室では臨床検査技師4名が所属しています。
今後県立姫路循環器病センターと交流していく予定です。
県立はりま姫路総合医療センター(仮称)は、2022年5月1日開院予定です!!