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2年間の研修を振り返って

製鉄記念広畑病院・臨床研修医
はじめまして、研修医のGと申します。2月の研修医ブログを担当いたします。

今月のテーマは「2年間の研修を振り返って」です。

振り返ってみると、2年間はあっという間でした。
書きたいことはたくさんありますが、文字数の関係もあるので2点書きます。


一つ目です。

当院は手取り足取り教えてもらいながら上級医の後ろについて研修する、というスタイルではないので、カルテやオーダー、処置、急な呼び出しの対応といった今では当たり前のことも、1年目の最初はすごく大変に感じました。

医師としての自覚がないままいきなり10人程の患者さんを担当することになり、とても戸惑ったのを今でも覚えています。他の病院で研修している人の話を聞いても、当院はハイパーすぎるんじゃないかと思っていました。

ですが、上級医の後ろについて研修するのではなく自分で動くことで、早いうちから自然と医師としての自覚や仕事のこなし方が身につきました。

また、当院は手技が本当に多いです。

三次救急なので当直中に手技をする機会がたくさんあります。

もちろん各科ローテ中も同様で、1年目でローテした内科では処置当番や救急当番があるので何かしらの手技がほぼ毎日ありました。

外科では閉創の縫合はほぼ全例させていただきました。
2年目で皮膚科、形成外科をローテした時は何度か執刀させていただきました。

手技の際、出来ないときは上級医が手取り足取り教えてくれます。
しかし、同期の子がみんな勉強熱心なので自分だけ手取り足取りは恥ずかしいと思い、みんなには及ばないですが自分で勉強する姿勢も身につきました。
製鉄記念広畑病院・臨床研修医
二つ目です。

私は次年度から皮膚科医として働きます。

当院では選択期間が8.5ヶ月と長いため、2年目では自分の希望する科を好きなように回らせてもらえました。

当院では病理科をローテした前例がなかったそうですが、皮膚科は病理が必要なので研修したいとお願いしたところ、ローテする環境を整えてくださりました。

当院は各科の垣根が低い、むしろ無いです。

私が皮膚科にすすむことを色々な科の先生が把握してくださっているので、例えば形成外科で皮膚腫瘍のオペがある時は形成外科ローテしていない時でも「見にくる?」と声をかけてくださります。

病理科ローテ中には形成外科の手術に入らせてもらい、検体をそのまま自分の手で病理に持っていき、標本作成し診断するというかなり自由度の高い研修をさせていただきました。

2年間を通して、どの科の先生もコメディカルの方もとても優しく困った時は助けてくださって、とても感謝しています。


以上が2年間の振り返りでした。
当院はひとりひとりの性格やすすむ科に合った研修ができます。
よければ一度見学に来て見てください!

 

※2020年度の臨床研修制度の見直しにより必修科目が増えたため、現在の選択科目の期間は7.5ヶ月です。
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