2023年5月1日改定
(2022年5月1日初版)
本院は、三次救命救急センター・災害拠点病院として地域医療に貢献する病院です。安全で良質な医療を提供するために、院内の感染防止に努め、感染症発生の際にはその原因の速やかな特定、制圧、終息に努めます。全職員が院内感染対策を把握し、指針に沿った医療を提供します。
本院における感染防止対策に関する意志決定機関として院内感染対策委員会を設置し毎月1回会議を行い、感染防止に関わる事項を検討します。 また院内感染対策チーム(ICT)、抗菌薬適正使用支援チーム(AST)を設置し、感染対策の実務を行います。
職員の感染防止対策に対する意識、知識、技術の向上を図るため、入職時に実施する初期研修のほか年2回の全職員を対象とした研修を開催します。
院内における感染症の発生状況や原因に関するデータを継続的かつ組織的に収集し、適確な感染対策を実施できる報告体制を整備します。感染症報告などから院内感染のアウトブレイクあるいは異常発生を迅速に特定し、制圧の初動体制を含めて迅速な対応ができるよう院内感染対策チーム(ICT)が速やかに対応します。届け出義務のある感染症患者さんが発生した場合は、法律に準じて行政機関と連携し対応します。
抗菌薬適正使用支援チーム(AST)が病院全体の抗菌薬使用動向や耐性菌出現率等のモニタリングを行うとともに、個々の症例に対する感染症治療の助言を行うことにより、適正な抗菌薬の使用を推進します。
院内感染対策の推進のため「院内感染防止対策マニュアル」を整備し、職員への周知徹底を図ります。職員は院内感染防止対策マニュアルに沿って感染防止対策を遵守します。基幹病院として、地域医療機関や保健所などと連携し、地域における感染対策に取り組みます。
患者さんまたはその家族に対し、感染防止の基本原則についても説明します。
兵庫県立はりま姫路総合医療センター 院長