高度低侵襲手術センター

高度低侵襲手術センター診療科・部門・センター

センターのご紹介

近年、腹腔鏡、胸腔鏡およびロボット支援下手術の適応が拡大され、ロボット支援下手術を含め保険収載となった術式も年々増加傾向にあります。しかしこのような低侵襲手術は技術の習得に時間を要し、難易度も高くなります。

低侵襲であることは患者の生活の質(Quality of Life)を落とさず、社会復帰を促進させますが、同時に手術の安全性が担保されなければなりません。

低侵襲手術をセンター化することによって、当該科だけの安全管理、技術改革ではなく、診療科、職種を横断し、複数の診療科医、看護師、臨床工学技士が互いに意見を述べ合い、情報、技術、問題点を共有することが、ひいては病院全体の能力向上、安全性の確保につながると考えます。

対象疾患

泌尿器科 腎癌 前立腺癌 膀胱癌 副腎腫瘍
外科、消化器外科 胃癌 食道癌 結腸癌 直腸癌 肝臓癌 膵臓癌
呼吸器外科 肺癌 縦隔腫瘍
産婦人科 子宮癌

取り組み

  • 低侵襲手術症例検討会(隔月):安全な手術の実施、効率的な手術室の運営、教育
  • 当院で行われた低侵襲手術例の実施状況(手術時間、出血量、合併症)を把握
  • 新規申請術式の進捗状況、施設認定状況、ライセンス保有医師の把握
  • 手術枠の調整
  • 新しい機材の情報共有および購入の申請
  • 安全性に問題があると検討会が認めた場合は手技の改善を指示ないし中止を勧告

スタッフ紹介

  • センター長:阪本 俊彦(呼吸器外科)
  • 副センター長:中野 雄造(泌尿器科)
  • 柿木 啓太郎(消化器外科)
  • 安田 貴志(消化器外科)
  • 藤井 雄介(消化器外科)
  • 武木田 茂樹(産婦人科)
  • その他のスタッフ:看護部、麻酔科、CE室、医事課より選出

診療実績

ロボット手術実績(2025年3月末時点)

※2022年は9月~12月、2023・2024年は1月~12月、2025年は1~3月までの実績

消化器外科・総合外科 2022年 2023年 2024年 2025年 合計
腹腔鏡下胃切除術(内視鏡手術支援機器) 14 14 5 33
腹腔鏡下噴門側胃切除術(内視鏡手術支援機器)

2 2
胸腔鏡下胃全摘術(内視鏡手術支援機器) 5 1 6
胸腔鏡下食道悪性手術(内視鏡手術支援機器) 2 6 3 11
腹腔鏡下直腸切除術(内視鏡手術支援機器) 7 8 15
腹腔鏡下膵体尾部切除術(内視鏡手術支援機器) 8 4 12
腹腔鏡下肝切除術(内視鏡手術支援機器) 3 1 4
泌尿器科 2022年 2023年 2024年 2025年 合計
腹腔鏡下前立腺全摘術(内視鏡手術支援機器) 3 46 32 7 88
腹腔鏡下膀胱全摘術(内視鏡手術支援機器) 1 5 10 4 20
腹腔鏡下腎悪性(部分切除)(内視鏡手術支援機器)

3

5 25 9 42
腹腔鏡下腎悪性(全摘)(内視鏡手術支援機器) 4 20 8 32
呼吸器外科 2022年 2023年 2024年 2025年 合計
胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(内視鏡手術支援機器) 17 14 5 36
総合計 7 93 146 55 301

ロボット手術年度別実績(2025年3月末時点)

ロボット手術実績(2025年1月~3月)(PDFファイル165KB)
ロボット手術実績(2024年1月~12月)(PDFファイル205KB)
ロボット手術実績(2023年1月~12月)(PDFファイル201KB)
ロボット手術実績(2022年9月~12月)(PDFファイル133KB)

調べる

TOP

調べる