当科では新生児期から青年期、そして時には成人期に達した患者様に対し、主に体表・消化器・呼吸器・泌尿器・生殖器を中心とする幅広い外科疾患や外傷に小児外科専門医が対応しています。地域の小児医療において必要不可欠な役割を果たすため、院内だけでなく、播磨姫路地区の小児外科の先生方や神戸大学医学部附属病院や兵庫県立こども病院などとも密な連携を築いています。
日本の出生率はますます低下し、少子高齢化が進む中で、一人ひとりのこどもを大切に育むことがますます重要となっています。私達は地域医療の礎として、こども自身が安心して治療を受けられる環境を提供し、ご家族や関係者の皆様にも安心して任せていただけることを目標にしています。
小児外科疾患一般
本年度も常勤医師1人・非常勤医師2人体制にて、24時間365日対応いたします。平日は毎日外来を開設し、夜間にも緊急性の高い疾患にも迅速に対応いたします。
今後も、今後も地域の医療ニーズに柔軟に対応し、こどもたちに必要な専門医療を提供するための体制を強化してまいります。
※PDFリンクを開いていただくと、疾患の特徴や当院でできること等をご覧いただけます。
なかたに たいち
中谷 太一
診療科長
【専門領域】
小児外科
【学会専門医・認定医・その他】
日本小児外科学会専門医 日本外科学会外科専門医 がん治療認定医 日本周産期・新生児医学会認定外科医 難病指定医 医学博士 ITB療法Web講習修了 がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了
2023年度手術疾患
耳瘻孔、副耳、皮下腫瘤、気胸、上行結腸捻転、急性虫垂炎、鼡径ヘルニア、陰嚢水腫、停留精巣、包茎など
小児外科では、一つの病院だけでなく、複数の施設による地域での医療・福祉・教育現場との連携を大切にして、どの地域でも患児・家族が適切で優しい小児外科治療を安心して受けられるようにすることが大切だと思います。播磨姫路圏域の先生方のニーズに合わせて成長していく診療科となれるよう心がけ、努力したいと思います。今後とも、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。