糖尿病・内分泌内科

糖尿病・内分泌内科診療科・部門・センター

診療科の概要

糖尿病は症状なく進行し、合併症でQOLを低下させ、生命維持にも関わる疾患です。透析間近や失明間近な状態、また心筋梗塞や脳梗塞、足壊疽などを契機に、当科が関わることが多いですが、これらの合併症予防が最も重要と考えています。そのためには糖尿病を正しく知っていただく教育が非常に大事な要素となります。糖尿病教育入院も引き続き行っていき、合併症で苦しむことのない地域づくりを目指したいと考えています。

下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎など、ホルモン調節が崩れると身体は不調を訴えます。異常な倦怠感、難治性高血圧、電解質異常、多尿、繰り返す骨折など、ホルモンの病気(内分泌疾患)かもしれません。内科的に精査・診断を行います。必要に応じて、脳外科、頭頚部外科、泌尿器科など外科分野の先生方とも連携しながら治療にあたります。

主要対象疾患

  1. 糖尿病(1型、2型、その他の原因)
  2. 妊娠糖尿病、糖尿病合併妊娠
  3. 甲状腺疾患
  4. 下垂体疾患
  5. 副腎疾患
  6. 副甲状腺疾患

糖尿病教育入院

8日間の糖尿病教室(第1、第3水曜日始まり)を受けて頂きながらの教育入院を行っています。

糖尿病教育スケジュール

※日によって開始時間が異なりますのでご注意ください。

血糖モニター(フリースタイルリブレ®Dexcom®)、インスリンポンプ及びSAP Sensor Augmented Pump ) 療法、人工膵臓を用いた周術期血糖管理、血管内皮機能検査、各種ホルモン負荷試験なども行っています。

トピックス

SAP療法

持続血糖モニター搭載インスリンポンプ(SAP)療法では、低血糖時に基礎インスリンが自動で注入を停止され、低血糖のリスク軽減がかなうようになりました。さらに最新版では、グルコース値120mg/dLを目指して調整するオートモード機能が新たに加わり、血糖値とQOLの改善に繋がっています。


チューブなしのインスリンポンプもあります。(テルモ社)

CGM(持続血糖モニター)

  1. フリースタイルリブレ®:腕に装着したセンサにかざすだけで血糖変動が分かる(写真左)。
  2. Dexcom G6®:腹部にセンサを装着すれば、かざさなくても低血糖や高血糖を教えてくれる(写真右)。

スタッフ紹介

  • 橋本 尚子

    はしもと なおこ

    橋本 尚子

    診療科長

    【専門領域】

    糖尿病・内分泌

    【学会専門医・認定医・その他】

    日本糖尿病学会専門医・指導医 日本内分泌学会内分泌代謝科専門医・指導医 日本内科学会総合内科専門医・指導医

  • 大原 毅

    おおはら たけし

    大原 毅

    副院長 糖尿病・内分泌センター長

    【専門領域】

    糖尿病・総合内科

    【学会専門医・認定医・その他】

    糖尿病専門医 総合内科専門医

  • 駒田 久子

    こまだ ひさこ

    駒田 久子

    【専門領域】

    糖尿病・内分泌

    【学会専門医・認定医・その他】

    日本糖尿病学会専門医・指導医 日本内分泌学会内分泌代謝科専門医・指導医 日本内科学会総合内科専門医

  • 西本 祐希

    にしもと ゆき

    西本 祐希

    【専門領域】

    糖尿病・内分泌

    【学会専門医・認定医・その他】

    日本糖尿病学会専門医・指導医 日本内分泌学会内分泌代謝科専門医 日本内科学会総合内科専門医・指導医

  • 竹内 健人

    たけうち たけひと

    竹内 健人

    【専門領域】

    糖尿病・内分泌

    【学会専門医・認定医・その他】

    日本糖尿病学会専門医 日本内分泌学会内分泌代謝科専門医・指導医 日本内科学会総合内科専門医・指導医

  • 志智 大城

    しち ひろき

    志智 大城

    【専門領域】

    糖尿病・内分泌

    【学会専門医・認定医・その他】

    日本糖尿病学会専門医 日本内分泌学会内分泌代謝科専門医 日本内科学会認定医

  • 苛原 彩

    いらはら あや

    苛原 彩

    【専門領域】

    糖尿病・内分泌

    【学会専門医・認定医・その他】

    日本糖尿病学会専門医 日本内分泌学会内分泌代謝科専門医 日本内科学会認定医

  • 岩谷 太史

    いわたに たいし

    岩谷 太史

    専攻医

診療実績

2022年実績<開院後5月~10月の実績>

外来患者数 約840名/月
FAX予約 260名/6か月
入院患者数 89名/6か月
うち1型糖尿病18名、インスリンポンプ導入:3名/6か月
うち内分泌疾患12名/6か月

地域医療機関の先生方へ

1型糖尿病、2型糖尿病ともに、投薬やデバイス(持続血糖モニター(CGM)、インスリンポンプ、CGM搭載インスリンポンプなど)、糖尿病治療は近年大きく変化してきました。しかしどれだけ薬やデバイスが進歩しても、患者さんの病識と治療意欲がなければ糖尿病治療は成り立ちません。

当科では、インスリン分泌能や抵抗性を評価し「病態把握」を行い、合併症や社会背景を考慮して一人一人に応じた「適切な治療」を提供し、また教育入院や教室などを通じて療養の意義を患者自身に勉強していただく「患者指導」を柱に、糖尿病診療を進めております。また、なかなか入院できない患者さんのために6か月コースの外来教育プログラムも行っています。

妊娠を考えている糖尿病患者さんや妊娠糖尿病、糖尿病合併妊娠の方も、産科と連携して治療が可能です。糖尿病緊急症(糖尿病性ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖状態、重症低血糖)から、教育入院まで、幅広く対応させて頂きますので、是非患者さんをご紹介いただければ嬉しく思います。

また、糖尿病センターから糖尿病・内分泌センターとなり、内分泌疾患(下垂体、甲状腺、副腎など)にも、診断から治療に至るまで、対応させていただく事が可能となっています。難治性高血圧や甲状腺疾患、副腎腫大など、ご紹介ください。

学術活動紹介

学会発表

2021年

  1. 西本 祐希、木戸 希苛原 彩竹内 健人、髙部 倫敬橋本 尚子、大原 毅
    「1型糖尿病患者におけるFMDを用いた血管内皮機能障害についての検討」
    第64回 日本糖尿病学会学術集会(Web)、2021年5月20日~22日
  2. 苛原 彩、西本 祐希、竹内 健人、駒田 久子、橋本 尚子、大原 毅
    「内臓錯位症候群による糖尿病を来した1例」
    第58回 日本糖尿病学会近畿地方会 2021年10月30日

2022年

  1. 苛原 彩、竹内 健人、西本 祐希、駒田 久子、橋本 尚子、大原 毅
    「2型糖尿病患者におけるGLP-1受容体作動薬および SGLT2阻害薬による血管内皮機能の経時的変化についての検討」
    第65回 日本糖尿病学会学術集会(Web)、2022年5月12日~14日
  2. 西本 祐希、苛原 彩、竹内 健人、駒田 久子、橋本 尚子、大原 毅
    「当院における1型糖尿病患者のセリアック病有病率に関する実態調査」
    第65回 日本糖尿病学会学術集会(Web)、2022年5月12日~14日
  3. 苛原 彩、志智 大城、竹内 健人、西本 祐希、駒田 久子、橋本 尚子、大原 毅
    「短期間で受容体抗体が消失したB型インスリン抵抗症の一例」
    第59回日本糖尿病学会近畿地方会 2022年11月5日
  4. 浦井 伸、橋本 尚子、大原 毅
    「糖尿病・内分泌内科医からみた人工膵臓を用いた検査と周術期治療の現状と今後」
    第60回日本人工臓器学会大会 2022年11月3日

論文発表

  1. 上田 舞、高部 倫敬、澤田 隆弘、浦井 伸、橋本 尚子、大原 毅
    「2型糖尿病患者における血管内皮機能検査(FMD,RHI)の比較検討」
    糖尿病 2017年 60 巻 5 号 370-377
  2. Urai Shin, Hashimoto N, Takabe M, Kashitani Y, Satake Y, Nishimoto Y, Kawashima M, Henmi S, Kuroda M, Yamane Y, Koga T, Kajita S, Doi K, Oue T, Mutakami H, Mukohara N, Ohara T
    「Utility of bedside artificial pancreas for postoperative glycemic control in cardiac surgery」
    J Artif Organs. 2021 Jun;24(2):225-233
  3. Shin Urai , Naoko Hashimoto, Michinori Takabe, Motoharu Kawashima, Yuka Satake, Yuki Nishimoto, Mitsuo Kuroda, Yu Yamane, Kazuki Doi, Tetsuya Oue, Hirohisa Murakami, Nobuhiko Mukohara, Takeshi Ohara
    「Dynamic changes in insulin requirements with post-operative time using bedside artificial pancreas to maintain normoglycemia without hypoglycemia after cardiac surgery」
    J Artif Organs. 2022 Mar;25(1):72-81

著書

  • 橋本 尚子、大原 毅 糖尿病ケア 「2型糖尿病でインスリン治療を考慮する場合と考慮しない場合」2013年126号; 210-215.
  • 大原 毅 脳神経外科診療プラクティス8 「脳神経外科医が知っておきたい薬物治療の考え方と実際、周術期の血糖管理」 2015;223-225
  • 橋本 尚子 プラクティス 第35巻第1号 「インクレチン関連薬と心不全」 2018年1月号
  • 橋本 尚子 プラクティス 第35巻第2号 「GLP-1受容体作動薬と糖尿病合併症」 2018年3月号
  • 橋本 尚子 プラクティス 第35巻第3号 「SGLT2阻害薬と糖尿病合併症(EMPA-REGとCANVASの比較)」 2018年5月号
  • 大原 毅 内分泌・糖尿病・代謝内科 第49巻第3号 「メトホルミンと乳酸アシドーシス」 P212-217. 2019年
  • 大原 毅 日本臨床 77巻11号 「糖尿病患者の便通異常と対策」 P1833-1838. 2019年

講演

演者 演題名 講演会名 発表日
大原 毅 糖尿病ってどんな病気? はり姫健康講座 2022年5月26日
大原 毅 糖尿病診療の現状と課題 医療工学連携セミナー 2022年8月4日

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