膠原病リウマチ内科

膠原病リウマチ内科診療科・部門・センター

診療科の概要

当科の特徴

膠原病・リウマチ疾患は全身の様々な臓器に問題を起こします。同じ病名でも症状は個々で異なることが多いので、身体診察・採血・画像検査などの様々な検査を行い総合的に診断しています。膠原病・リウマチ疾患は診断・治療が難渋する場合もあり、科内カンファレンスで情報を共有して適切な診断・治療をしています。

また、当科は「他科との連携」や「かかりつけ医との連携」も重要視しています。膠原病・リウマチ疾患は長期にわたる治療が必要であり、各方面との連携を大切にしています。

身体的や精神的な負担にならないように、生活の一部として「通院、治療」ができるように患者さんをサポートしていきます。

当科の体制

  • 2023年8月時点で常勤医師4名(うち日本リウマチ学会指導医2名)で診療しています。
  • 月曜日から金曜日まで毎日外来をしています。
  • 初期研修医の先生にもローテートしてもらっており、抄読会や関節エコー勉強会などを通して若手医師の教育にも力を入れています。

主要対象疾患

  • 関節痛を起こす疾患
    関節リウマチ、脊椎関節炎(乾癬性関節炎、強直性脊椎炎など)、リウマチ性多発筋痛症など
  • 発熱を起こす疾患
    全身性エリテマトーデス、血管炎症候群(ANCA関連血管炎、巨細胞性動脈炎、高安動脈炎など)、不明熱、成人スチル病など
  • 採血異常を起こす疾患
    全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、皮膚筋炎、全身性強皮症、混合性結合組織病、シェーグレン症候群、IgG4関連疾患、ベーチェット病など

自覚症状が乏しくても採血異常のみで当科にご紹介いただいている患者さんもおられます。同じ病名でも患者さんによって起こる症状は様々ですので、その都度主治医に相談して下さい。

トピックス

関節エコー

非侵襲的・簡便に関節を観察できるものです。関節リウマチや類縁疾患の鑑別、診断、治療効果判定に有用です。関節痛を起こすリウマチ性疾患の診断や治療効果判定に重要なツールです。当科では外来診察室に関節エコーを設置していますので、すぐに評価をできます。

JAK阻害薬

関節リウマチに対する新規の内服薬です。2022年10月時点で当科では5種類処方できますので、個別に薬剤を選択しています。専門的な治療ですので、副作用面を鑑みて慎重に使用を検討させていただきます。

スタッフ紹介

  • 山本 譲

    やまもと ゆずる

    山本 譲

    診療科長

    【専門領域】

    膠原病リウマチ領域全般

    【学会専門医・認定医・その他】

    日本内科学会内科認定医・総合内科専門医 日本リウマチ学会専門医・指導医・登録ソノグラファー 医学博士(神戸大学) 臨床研修指導医講習会修了 がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了

  • 藤川 良一

    ふじかわ よしかず

    藤川 良一

    【専門領域】

    膠原病リウマチ領域全般

    【学会専門医・認定医・その他】

    日本内科学会内科認定医 日本リウマチ学会専門医・指導医・登録ソノグラファー 臨床研修指導医講習会修了 がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了

  • 坪谷 沙紀

    つぼたに さき

    坪谷 沙紀

    【専門領域】

    膠原病リウマチ領域全般

    【学会専門医・認定医・その他】

    日本内科学会内科専門医 日本リウマチ学会専門医 がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了

  • 長谷川 侑美

    はせがわ ゆうみ

    長谷川 侑美

    専攻医

    【専門領域】

    膠原病リウマチ領域全般

    【学会専門医・認定医・その他】

    がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了

関節エコー実施件数

(2022年9月~2023年12月)

※(外来患者さんのみ)病棟患者さんは省略
※関節エコーは外来診察室に常備→診察後は病棟患者にも使用

外来新規紹介患者さん(院内紹介を含む)

(2022年5月~2023年12月)

当科の外来受診患者さん

(2022年5月~2023年10月)

病名 人数
関節リウマチ 355
脊椎関節炎 62
リウマチ性多発筋痛症 24
RS3PE症候群 8
血管炎症候群 33
全身性エリテマトーデス 41
シェーグレン症候群 74
全身性強皮症 62
混合性結合組織病 5
多発性筋炎・皮膚筋炎 18
成人発症スティル病 5
ベーチェット病 16
その他 -

※同一の患者さんで病名を複数個併発している場合、終診の方も含みます。

当科の入院理由

(2022年5月~2023年10月)

入院理由 人数
膠原病疾患の診断と寛解導入療法 34
膠原病疾患の再燃への治療 6
関節痛や発熱、膠原病疾患疑いの精査目的 30
感染症の治療 23
薬剤による副作用への対応 4
生物学的製剤の導入目的 19
その他 20
合計 136

当科の入院患者さんの病名

(2022年5月~2023年10月)

病名 件数
関節リウマチ 33
血管炎症候群 26
全身性エリテマトーデス 13
全身性強皮症 5
混合性結合組織病 5
多発性筋炎・皮膚筋炎 13
シェーグレン症候群 2
IgG4関連疾患 4
再発性多発軟骨炎 1
成人発症スティル病 1
感染症治療(内科輪番含) 23
その他 を含めた合計 136

地域医療機関の先生方へ

「はり姫」で膠原病リウマチ患者様の診療を継続できているのは、地域医療機関の先生方より患者さんを多くご紹介いただいているからであります。原因不明の関節痛、不明熱、抗核抗体陽性など膠原病やリウマチ疾患を疑う所見がありましたら当院の地域連携を介して当科にご紹介いただければと思います。

当科で加療させていただき、疾患活動性がある程度安定すれば地域医療機関のかかりつけの先生方と連携して患者さんを診察していきたいと思っています。地域医療機関の先生方から相談しやすい、相談されやすい「科」を目指しています。当院地域連携を通してご相談していただければ幸いです。

専攻医からのメッセージ

膠原病リウマチ内科医としてのスタート@はりま姫路総合医療センター

私は、はり姫内科専攻医プログラム1年目の10月から膠原病リウマチ内科に所属し、Rheumatologistに成るべく、膠原病診療に携わるようになりました。当院の膠原病診療の特徴は、①西播磨全域をカバーしていることによる豊富な症例数と、②疾患毎に情報をupdateしながら最新の医療を提供できること、であると思います。

  1. 当院は地域の中核病院であるため、各病院から日々様々な患者さんが紹介となります。入院では、SLEやANCA関連血管炎など日常診療で比較的多く遭遇する疾患の寛解導入治療だけでなく、抗MDA-5抗体陽性皮膚筋炎など重症化し得る疾患のマネージメントや、関節リウマチの生物学的製剤導入など幅広く学ぶ機会があります。上級医の先生方は、個々の学ぶ姿勢や理解度に合わせて的確なアドバイスをして下さります。
  2. 膠原病診療は、薬剤の進歩により年単位で治療が変わり続けています。従来の治療薬に固執するだけでなく、患者さんへの適応を吟味した上で、最新の治療薬の導入を積極的に行える環境が整っています。

私は、膠原病診療に対して、研修医の時には馴染みのない免疫抑制薬の使用や、それによる感染症や副反応についてなど、最初に学ぶべきハードルが高いと感じていました。しかし、症例1つ1つをじっくりと理解し学ぶ環境が当院にはそろっています。膠原病診療へ関心のある方はぜひ一度当院へ見学に来て頂き、どのような患者さんがどのような治療を受けているのか見て頂けると幸いです。

学術活動紹介

講演会

演者 演題名 講演会名 発表日
藤川 良一 irAEのマネージメント 膠原病サマーセミナー 2022年7月30日
山本 譲 膠原病・関節リウマチを簡単に身近に感じる はり姫健康講座 2022年10月19日

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