膠原病リウマチ内科

膠原病リウマチ内科診療科・部門・センター

診療科の概要

当科の特徴

膠原病・リウマチ疾患は全身の様々な臓器に問題を起こし、長期にわたり治療をする必要があります。身体診察・採血・画像検査などの様々な検査を利用して、総合的に診断します。膠原病・リウマチ疾患の中には診断や治療が困難になる例もあるので、科内カンファレンスで情報を共有しています。
また、当科は「他科との連携」や「かかりつけ医との連携」も重要視しています。正確な診断、適切な治療を今後も継続していきます。

当科の体制

2022年10月時点で日本リウマチ学会 常勤のリウマチ指導医2名、非常勤のリウマチ専門医1名の合計3人で診療しています。月曜日から金曜日まで毎日外来をしています。

主要対象疾患

  • 関節痛を起こす疾患
    関節リウマチ、脊椎関節炎(乾癬性関節炎、強直性脊椎炎など)、リウマチ性多発筋痛症など
  • 発熱を起こす疾患
    全身性エリテマトーデス、血管炎症候群(ANCA関連血管炎、巨細胞性動脈炎、高安動脈炎など)、不明熱、成人スチル病など
  • 採血異常を起こす疾患
    全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、皮膚筋炎、全身性強皮症、混合性結合組織病、シェーグレン症候群、IgG4関連疾患、ベーチェット病など


自覚症状が乏しくても採血異常のみで当科にご紹介いただいている患者さんもおられます。同じ病名でも患者さんによって起こる症状は様々ですので、その都度主治医に相談して下さい。

トピックス

関節エコー

非侵襲的・簡便に関節を観察できるものです。関節リウマチや類縁疾患の鑑別、診断、治療効果判定に有用です。関節痛を起こすリウマチ性疾患の診断や治療効果判定に重要なツールです。当科では外来診察室に関節エコーを設置していますので、すぐに評価をできます。

JAK阻害薬

関節リウマチに対する新規の内服薬です。

2022年10月時点で当科では5種類処方できますので、個別に薬剤を選択しています。専門的な治療ですので、副作用面を鑑みて慎重に使用を検討させていただきます。

スタッフ紹介

  • 山本 譲

    やまもと ゆずる

    山本 譲

    診療科長

    【専門領域】

    膠原病リウマチ領域全般

    【学会専門医・認定医・その他】

    日本内科学会内科認定医・総合内科専門医 日本リウマチ学会専門医・指導医・登録ソノグラファー 医学博士(神戸大学) 臨床研修指導医講習会修了 がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了

  • 藤川 良一

    ふじかわ よしかず

    藤川 良一

    【専門領域】

    膠原病リウマチ領域全般

    【学会専門医・認定医・その他】

    日本内科学会内科認定医 日本リウマチ学会専門医・指導医・登録ソノグラファー 臨床研修指導医講習会修了 がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了

  • 坪谷 沙紀

    つぼたに さき

    坪谷 沙紀

    【専門領域】

    膠原病リウマチ領域全般

    【学会専門医・認定医・その他】

    日本内科学会内科専門医

  • 長谷川 侑美

    はせがわ ゆうみ

    長谷川 侑美

    専攻医

    【学会専門医・認定医・その他】

    がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了

診療実績

2022年 当科外来の新規患者数(地域連携・他科依頼を含む)の実績(人数)

項目 5月 6月 7月 8月 9月
新規患者数 53 42 46 28 49





まさに“0”からのスタートでしたが、徐々に患者さんの数は増加しています。

地域医療機関の先生方へ

「はり姫」で膠原病リウマチ患者様の診療を継続できているのは、地域医療機関の先生方より患者さんを多くご紹介いただいているからであります。原因不明の関節痛、不明熱、抗核抗体陽性など膠原病やリウマチ疾患を疑う所見がありましたら当院の地域連携を介して当科にご紹介いただければと思います。

当科で加療させていただき、疾患活動性がある程度安定すれば地域医療機関のかかりつけの先生方と連携して患者さんを診察していきたいと思っています。地域医療機関の先生方から相談しやすい、相談されやすい「科」を目指しています。当院地域連携を通してご相談していただければ幸いです。

学術活動紹介

講演会

演者 演題名 講演会名 発表日
藤川 良一 irAEのマネージメント 膠原病サマーセミナー 2022年7月30日
山本 譲 膠原病・関節リウマチを簡単に身近に感じる はり姫健康講座 2022年10月19日

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