IBDとはInflammatory bowel disease(炎症性腸疾患)の略で、慢性的に腸に炎症を起こす病気を指します。代表的な疾患は潰瘍性大腸炎とクローン病ですが、最近増加してきた好酸球性消化管疾患(好酸球性食道炎や好酸球性胃腸炎)、腸管ベーチェット病なども含まれます。
IBDは比較的若年に発症し、慢性に経過する病気ですので、社会的な背景も含めて、患者さんと相談しながら診療を進めていく必要があります。そのような患者さんをサポートするために、多職種(医師:消化器内科、皮膚科、小児科、消化器外科、膠原病リウマチ科、看護師、内視鏡技師、薬剤師、栄養士)の職員でチームで診療を行っています。
【写真左】消化器内科 第30号(Vol.4 No.5,2022)特集:好酸球性消化管疾患 木下 芳一 (編集)
【写真右】好酸球性消化管疾患診療ガイド(2014年7月発行) 木下 芳一 (編集)
胸焼け、食べ物のつかえ感、慢性的な下痢、腹痛などが一般的な治療ではよくならず、アレルギーが原因で起こる好酸球性食道炎、好酸球性胃腸炎という疾患があります。
日本ではこれらの疾患を診療した経験のある医師は多くはありませんが、「はり姫」はIBDセンター、総合内科、消化器内科が協力して好酸球性食道炎、好酸球性胃腸炎の診療を専門的におこなっており、多くの患者さんが受診されています。
専門 | 炎症性腸疾患、消化器全般 肝臓病 |
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資格 | 日本消化器病学会指導医・専門医 日本内視鏡学会指導医・専門医 日本内科学会総合内科指導医・専門医 日本肝臓病学会専門医 |
専門 | 小児腎臓病・小児栄養消化器病 |
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資格 | 日本小児科学会専門医・指導医・代議員 日本アレルギー学会専門医 こどものこころ相談医・公認心理師 日本腎臓学会専門医・指導医・評議員 |
専門 | 好酸球性消化管疾患、機能性胃腸症 |
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資格 | 日本消化器病学会消化器病専門医・指導医 日本消化器内視鏡学会専門医・指導医 日本消化管学会専門医・指導医 日本内科学会認定内科医 |
専門 | 内視鏡検査、治療(ESDなど)消化器全般 肝臓病 |
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資格 | 日本内科学会総合内科専門医 日本消化器病学会専門医 日本消化器内視鏡学会専門医 日本肝臓病学会専門医 |
専門 | 消化器内科 |
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専門 | 膠原病、リウマチ |
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資格 | 日本内科学会内科認定医 日本リウマチ学会専門医・指導医 |
専門 | 皮膚腫瘍・遺伝性皮膚疾患・光線過敏症・乾癬・アレルギー性皮膚疾患 |
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資格 | 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・指導医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 臨床遺伝専門医 臨床研修指導医 共用試験評価機臨床実習前OSCE評価者 神戸大学病院皮膚科非常勤講師 医学博士 |
(2022.11.1現在)
病名 | 患者数 |
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潰瘍性大腸炎 | 約180名 |
クローン病 | 約50名 |
好酸球性消化管疾患 | 約40名 |
腸管ベーチェット病 | 数名 |
クロンクハイトカナダ症候群 | 数名 |