2022.5.1 | 兵庫県立はりま姫路総合医療センターが開院いたしました。
「はり姫」開院に伴い、感染症内科が新設されることとなりました。
感染症内科では、主にはHIVや梅毒を筆頭とする性感染症、結核や非定型抗酸菌症、その他の難治性感染症、さらには渡航関連の感染症を診療の対象としています。渡航関連感染症に関しては、渡航後のみならず、ワクチン接種やマラリアに対する予防内服、現地での注意事項のアドバイスなど渡航前相談にも対応します。
また、患者さんを診療する主治医としての役割以外にも、各科の医師の診療のお手伝いも行います。いずれの診療科にも感染症はついて回ります。「はり姫」の医師たちが感染症に悩むことなく自分たちの専門能力を発揮できるよう影で支えます。
「はり姫」では2名の感染症内科医が赴任する予定です。渡航相談に関しては水曜日の午前中に実施する予定です。
渡航前ワクチン接種
渡航前相談に関しては、日本での未承認ワクチン、具体的には腸チフス、髄膜炎菌B群、ダニ媒介脳炎などに対するワクチンも取り扱う予定です。
西村 翔
診療科長
“感染症内科”とは聞きなれない方も多いかと思いますが、主たる日常業務は他科から依頼された入院患者さんの発熱マネージメントです。上記の通り、外来では性感染症や抗酸菌感染症などの稀な感染症や難治性感染症を診療しています。
当科での入院病床はHIVや抗酸菌感染症の治療用に限られておりますが、原因不明の発熱や感染症のマネージメントにお困りの際は、一旦外来にご紹介いただければ幸いです。 また、成人のワクチン相談(渡航前に限らず)にも対応しております。 新たに「はり姫」に仲間入りをする感染症内科をよろしくお願いいたします。
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