当院産科における活動や、院内の雰囲気を発信していきます!
両親学級を再開しました。両親学級に参加して一緒に赤ちゃんを迎える準備をしませんか?
時間 | 13:00~15:00(12:50に産婦人科外来集合) |
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場所 | 6階 |
対象者 | 妊娠30週~35週前後の妊婦さんとパートナー、実両親、義両親 |
内容 |
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備考 |
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初診の受付時間(平日8:30~11:30)に「はり姫」に来院してください。
受診された病院から「はり姫」の地域連携室を経由して診察日を予約いただくと、スムーズに受診をご案内できます。来院時は、紹介状や前医での検査結果などをご持参ください。
「はり姫」では、分娩件数の制限は設けていません。28週までを目安に、前医からの紹介状を持って一度受診してください。34~35週ごろに里帰りいただき、以降は「はり姫」で妊婦健診をおこないます。
※ 混雑している場合は、長時間お待ちいただく可能性や、当日受診できずに後日の予約を入れていただく可能性があります。ご了承ください。
※ 紹介状を持参されずに保険診療が必要となった場合は、選定療養費(7,000円)がかかる場合があります。
産婦人科には女性医師4名、男性医師1名に加えて、応援医師も複数在籍しています。
24時間365日いつでも院内に産婦人科医が在駐していますので、休日や夜間の緊急対応も可能です。
総合病院のため、ほかの診療科と密に連携しています。持病がある方もご安心ください。とくに小児科とは妊婦さんの情報を逐次共有しており、必要時には小児科医師(常勤医師3名、非常勤医師3名)が出産に立ち会います。(35週より週数が早いなど、必要な場合はNICUのある病院に搬送します)
母性専門看護師1名(全国に90名、兵庫県下に9名)、アドバンス助産師10名を含めて、経験豊富な助産師が多数在籍しています。9割以上のスタッフが、新生児蘇生の専門コースを修了し、知識と資格を有しています。
妊婦健診の際に初期指導・中期指導・後期指導を個別に実施します。
妊娠中のお困りごとや不安なことは、指導時以外もお気軽に助産師にご相談ください。
外来と病棟を同じスタッフで運営しており、妊娠中から出産、出産後から退院まで、一貫してサポートします。
出産のときに見知ったスタッフがいると安心ですね。
「はり姫」は2022年5月に開院したばかりです。新しい設備が整っているとともに、きれいな病室でさわやかに過ごしていただけます。デイコーナーからは姫路市内を一望でき、姫路城も見えます。
JR姫路駅から「はり姫」へは歩行者デッキで約12分と、アクセスも良好です。
敷地内には駐車場も充分にありますので、車でも通院できます。外来受診される患者さんは、駐車場代が割引されます。
4人部屋 462,000円~
※上記の金額は、平日時間内にご出産された場合の標準的な金額になります。
※4人部屋は室料無料です。個室希望の場合、別途個室代がかかります。
※「出産育児一時金直接払い制度」(上限50万円)をご利用いただきますと、退院時のお支払いはその差額分のみとなります。
分娩当日から分娩5日目まで(6日間)
手術(分娩)前日から術後7日目まで(9日間)
入院中のスケジュール詳細は、妊婦健診の際にお渡しするパンフレットをご覧ください。入院時にもご説明します。
産後1日目から退院まで、24時間母子同室が可能です。入院中から同じ部屋で過ごすことで、退院後の生活をイメージしていただけます。同室中に困ったことや不安なこと、疑問などがあればスタッフがいつでも対応します。(もちろん、休息が必要なときは、いつでも赤ちゃんをお預かりします)
出産後にスタッフが個別に、授乳方法や赤ちゃんのお風呂(沐浴)の入れ方、ミルクの作り方、退院後の赤ちゃんとの生活のしかたなどについて、ていねいにご説明します。
日本では、分娩時の痛みを和らげる方法として「無痛分娩」という言葉が広く使われていますが、実際、全く痛みを感じない「無痛分娩」は不可能です。「無痛分娩」という言葉の使用を中止し、「和痛分娩」に統一すべきかもしれません。
日本では分娩に伴う痛みを和らげる方法として、区域麻酔(脊椎麻酔、硬膜外麻酔)が一般的に行われています。区域麻酔は、薬剤の胎児移行がほとんどないのが利点です。しかし、区域麻酔は侵襲を伴う特別な手技なので、全時間帯、全妊婦に行える方法ではありません。欧米では、区域麻酔に代わる方法として、鎮痛鎮静剤の静脈注射や筋肉注射が行われてきました。一般的な中~長時間作用型の鎮痛剤は、胎児や出生児に薬剤影響が残ることが問題でした。
レミフェンタニルの鎮痛・鎮静作用は、非常に早く発現し、速やかに消失します(超短時間作用型)。胎児や出生児への薬剤影響の問題を解決した薬剤と言えます。欧米ではレミフェンタニルが無痛・和痛分娩法の一つとして選択されています。
区域麻酔 | 静脈麻酔 | |
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鎮痛効果 | 強い | 弱い(個人差あり) |
簡便さ | やや困難 | 簡便(点滴投与) |
母体への影響 |
下肢しびれ、分娩遷延など、 ※重篤な副作用あり(全脊麻による呼吸停止) |
眠気、呼吸抑制など |
胎児、出生児への影響 | 薬剤移行はほとんどない | 薬剤移行あり(呼吸抑制など) |
適応 | 全ての妊婦に行えない (時間帯や体格などで制限あり) |
ほぼ全ての妊婦に行える |
レミフェンタニルは全身麻酔用・集中治療用麻薬系鎮痛剤として保険承認されています。「無痛・和痛分娩法」での使用は、「保険適応外使用」となるため自費診療となります。文献的にも臨床実績のある方法で、当院倫理委員会において承認を得ています。
適応外使用の薬物により発生した副作用については、国の副作用救済制度の対象外となります。副作用による健康被害の治療に係る費用は、ご加入の公的健康保険を利用します。
レミフェンタニルの投与は、PCAポンプ(Patient Controlled Analgesia:自己調節鎮痛法)を用いた静脈投与(点滴)となります。痛みのある時にいつでもボタンを押すだけで一定量の薬剤が投与されるシステムとなっています。この装置を用いることで、医療安全上危険な過剰投与を防ぎます。
薬剤効果が急速に消失するのが特徴ですが、胎児や出生児への影響を考慮し、分娩直前には投与を中止させていただいています。レミフェンタニル法の詳細については、別紙説明用紙を準備していますので、主治医、産婦人科外来にお問い合わせいただければ幸いです。