市民公開講座「これだけは知っておきたい新型コロナウイルス感染症」

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市民公開講座「これだけは知っておきたい新型コロナウイルス感染症」

COVID‑19診療における「はり姫」の役割

12月15日(木)アクリエひめじ 小ホールにて、市民公開講座「これだけは知っておきたい 新型コロナウイルス感染症」(主催:神戸大学大学院医学研究科、兵庫県病院局 共催:兵庫県立はりま姫路総合医療センター 後援:中播磨県民センター、姫路市)が行われました。

コロナ第8波の兆しも伺える昨今、広く県民の皆さまに正確な情報を提供する取り組みの一環として開催された本講座には、関係者、市民の皆さま約50名にご参加いただきました。

講演では、巽副院長が「COVID‑19診療における「はり姫」の役割」と題した講演を行い、「はり姫のコロナ患者さん受け入れ体制」「はり姫のコロナ患者さんの推移」「コロナ第6波と第7波の状況の違い」などを中心に、実例を交えて詳しくご紹介させていただきました。

はり姫では、開院後の6月頃からコロナ患者さんの受け入れ準備を始めました。第6波ではコロナ感染そのもので重症化する方の数は減ったにもかかわらず死亡者数は増加しており「基礎疾患への対応」が必要と考えられる中、「はり姫」が果たす役割は「重症基礎疾患の治療」「重傷外傷の治療」と考えました。コロナ感染患者さんに高度専門治療を提供するためには院内の多くの部署にわたる対応が必要となり、院内感染のリスクが高くなるため、それぞれの部署別に詳細なコロナ患者さんの対応マニュアルを整備し、病院を挙げてのコロナ患者さんの受け入れ体制を構築しました。

しかし、第7波では、感染者数が極端に増加したことにより重症患者用病床が逼迫し、また若年者の感染や家庭内感染が増加したことにより感染や濃厚接触により就労制限がかかった職員も多く、職員に大きな負荷がかかりました。社会全体では一般患者さんの診療にも大きな影響が出ることとなりましたが、「はり姫」では診療機能の低下を最小限に抑えることができ、引き続き「コロナ患者さんも、一般患者さんも安心して高度専門医療を受けることができる病院」であることができるよう、努めていく」ことを説明させていただきました。

参考:兵庫県ホームページ 市民公開講座『これだけは知っておきたい新型コロナウイルス感染症』の開催

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