「はり姫」は、2022年5月1日の開院後、多くの県民の皆さまや医療関係者の方々に支えられ、歩みを進めています。
その中では様々な課題と直面しますが、職員一丸となって解決に取り組むことで、皆様に良い医療を提供し、その役割を果たすことができるものと考えており、節目節目で「はり姫」のめざすものを院内に掲示して発信しています。
「はり姫」の院内で、これらのポスターをご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。「◯日目のはり姫」は、「はり姫」がそのタイミングで最も「県民の皆さんに対してこうありたい」と考え、取り組んでいることをお伝えしているシリーズです。
「はり姫」は開院から800日を迎え、たくさんの患者さんの診療をさせていただいておりますが、患者さんの中には、病気が落ち着いたあと、日常的な健康相談をしたり、体調管理をしてもらう「かかりつけ医がいない・・・」とお困りの方もおられます。
そんな時は、おひとりで悩まず、主治医にご相談の上、はり姫1階にある「患者支援センター」にお越しください。
「はり姫」はかかりつけ医の機能をもっていない紹介受診重点医療機関(※)です。「はり姫」は「かかりつけ医」の先生と一緒に連携・情報交換をしながら患者さんを診療しています。普段は「かかりつけ医」の先生に診ていただき、専門的な定期検査や治療の必要がある場合は、「はり姫」の外来予約をしていただきますよう、お願いいたします。
(※)手術・処置や化学療法等を必要とする外来、放射線治療等の高額な医療機器・設備を必要とする外来などを行う医療機関
当院が掲げている4つのミッションの中で、「医療人材育成」が1つの柱として存在しています。しかし、私たちが育成に取り組んでいるのは「はり姫の職員」ではなく、「兵庫県西部の医療人材」です。当院では、多くのスタッフがチームを組んで協力し、すべてのメンバーが医療人材の育成と成長に尽力しています。
このポスターでは、木下院長に加え、「はり姫」の医師・看護師育成の中心を担っておられる皆さんや研修医の先生、2年目の看護師さんに登場いただきましたが、ポスター背景のような様々な職種の方々が多くの部署・部門で研さんに励み、先輩から指導を受けています。
私たちの目標は、「はり姫」から輩出された医療人材が地域社会に広がり、地域全体の医療サービスの向上に貢献すること。そして、育った「ひと」と共に「はり姫」も育っていく。これが、私たちが実現したい未来です。
はり姫は、令和5年2月24日で開院から300日目が過ぎました。令和5年4月1日にはこれまで640床で稼働していた病床が736床フルオープンとなり、より一層、地域医療に貢献してまいります。
これにあたり、患者さん、市民の皆さん、関係医療機関の皆さんに、今後のはり姫に一層ご期待いただきたいという思いを込め、開院一年の実績振返りと現在進行中の取り組みをご紹介する広報紙「300日目のはり姫」を作成しました。
「300日目のはり姫」PDF版は下記リンクからご覧いただけます。
院内1階情報コーナー、各階外来のラック等にも置いておりますので、是非ご覧ください。
開院200 日を迎え、沢山の患者さんにご利用いただいていますが、一方で色々な課題も見えてきました。「病床稼働率アップ」「平均在院日数短縮」など、聞き慣れない言葉かも知れませんが、これらを少しでも良くすることで「はり姫」での医療を必要とするすべての方に、安心して快適にご利用いただきたいと考えています。
統合して設備も規模もバージョンアップした「はり姫」は、高度で専門的な医療や、一刻を争う急性期医療を必要とする患者さんの診療に、より注力する病院になりました。とはいえそれは、役割分担としての急性期担当。急性期の前後を診てくださるかかりつけ医の先生方と協力・連携して、患者さんお一人おひとりに寄り添っていきます。